結婚式二次会の司会は大仕事。
パーティーの進行が初めての場合、こんな風に悩むことでしょう。
「何を言えばいいんだろう。」
「気を付けたい言葉はあるのかな?」
この記事では、シチュエーションに合わせた台本サンプルを用意しました。
当日に慌てることのないよう、原稿を作っておきましょう。
開演前・受付中
結婚式二次会スタート前、受付を済ませたゲストが続々と集まっています。
司会を担当するあなたのことについて、簡単に説明するのがベター。
ドリンク開始、ラストオーダーの時間が決まっている場合はそちらもアナウンスします。
その他には喫煙所やお手洗いの場所についても案内しておきましょう。
最初は緊張するかもしれませんが、大きな声でハキハキと話すように心がけてくださいね。
文例①司会の挨拶
「本日は新郎〇〇くんと、新婦△△さんの結婚式二次会にお集まりいただき、ありがとうございます。
本日、司会を務めさせていただきます、□□と申します。
新郎〇〇くんの学生時代からの友人です。どうぞよろしくお願いいたします。」
文例②アナウンス
「パーティー開始前にご案内をさせていただきます。
本日のお料理は、ビュッフェ形式です。お飲み物と一緒に、ご自由にお召し上がりください。
なお、ドリンクのラストオーダーは19時までとなっています。
また、喫煙場所は会場入口前、お手洗いの場所は後方にございます。」
新郎・新婦の入場
結婚式二次会がついに始まります。
まずは新郎新婦の登場です。
盛り上がれるよう司会がリードします。
クラッカーを用意している場合は、タイミングを伝えましょう。
もし新郎新婦が遅刻しているなら、状況を話します。
ゲストが飽きないよう、ショートムービーを流しておくのも一つの手です。
事前に、幹事・新郎新婦と話し合っておきましょう。
文例①入場
「いよいよ、新郎新婦の登場です。皆様、盛大な拍手でお迎えください!
(クラッカーをお持ちの方は、3、2、1の合図でお願い致します。3、2、1!)」
文例②主役が遅刻
「新郎新婦のお二人は現在、挙式・披露宴を終えこちらに向かっております。
渋滞に巻き込まれてしまったため、予定より遅れている模様です。
到着までもう少々お時間がかかりますので、ドリンク・お料理を楽しみながらお待ちくださいませ。」
ウェルカムスピーチ
新郎が、ゲストに挨拶を行います。
結婚式二次会に参加してくれた皆さんに、感謝の言葉を伝えます。
乾杯の音頭担当へも、スムーズにつなげましょう。
文例①新郎による挨拶へ
「それでは、結婚式二次会を始めさせていただきます。
まず、新郎新婦より皆様へご挨拶がございます。
〇〇くん、よろしくお願いいたします。」
文例②乾杯担当者へ
「〇〇くん、ありがとうございました。
次に、お二人の結婚を祝し、乾杯の音頭を、新郎の友人である■■様にお願い致します。
皆様、お手元のグラスに、お飲み物をご用意ください。
(確認してから)では、■■様、お願い致します。」
プログラム中
結婚式二次会では、様々なイベントが用意されています。
滑らかに進行するため、順番は頭に入れておきましょう。
また、ケーキカットでは、つい「ケーキを切る」と言ってしまいがち。
不吉な忌み言葉なので、「入刀」や「ナイフを入れる」と言い換えましょう。
再婚を連想させる重ね言葉(たびたび・わざわざなど)も避けます。
ゲームを始める前には、まずプレゼントの紹介をしたほうが注意を引けます。
そのあと、ルールを説明しましょう。
余興の際は、時間が遅れてしまいがち。タイムキーパー役を徹しましょう。
文例①ケーキカット
「これより、新郎新婦によるケーキイベントを行います。
シャッターチャンスですので、カメラをお持ちの方はぜひ前方へお越しください。
(準備が整うのを確認してから)
ケーキにナイフが入りましたら、お二人に拍手をお送りしたいと思います。
それでは、ケーキ入刀です!
(司会自ら拍手をする)おめでとうございます!」
文例②ファーストバイト
「続いて、ファーストバイトを行います。
新郎新婦がお互いにケーキを食べさせます。
まずは新郎の〇〇くんからお願いします。せーの、あーん!
続いて、新婦の△△さんから。せーの、あーん!
ありがとうございました。お二人のラブラブな一面を見られましたね。
ケーキはのちほど、皆様にお配り致します。」
文例③ゲーム
「それではここで、豪華景品が当たるビンゴゲームを始めたいと思います。
まずは気になる景品を紹介します。
1位はなんと!(旅行券やお肉セットなどを紹介する)
この他にも豪華景品をご用意しておりますので、ぜひ皆様頑張ってください!
では、ルールの説明をさせていただきます。
皆様、ビンゴカードはお手元にありますでしょうか。」
文例④余興
「皆様、盛り上がっておりますでしょうか。
ここで、新婦の友人◇◇さんらによる、余興を披露していただきます。
前方にご注目ください。
それでは、よろしくお願いいたします。」
歓談タイム
結婚式二次会には、ゲスト・新郎新婦がまったり話す時間も用意してあるはず。
食事についても改めて触れ、楽しい時間を過ごせるようサポートしましょう。
料理の量が足りない・酔ってしまった、などのトラブルには幹事に連絡するよう、伝えておくと親切です。
文例①歓談スタート
「それではこれより、ご歓談をお楽しみください。
本日のお料理は、ビュッフェ形式です。
お飲み物と一緒に、ご自由にお召し上がりください。
なお、ドリンクのラストオーダーは19時までとなっています。
また、喫煙場所は会場入口前、お手洗いの場所は後方にございます。」
文例②幹事の紹介
「本日の幹事を務めさせていただくのは、私□□と☓☓です。
何かありましたら、お気軽にお声がけください。」
謝辞・退場
そろそろ結婚式二次会が終わります。
新郎による挨拶、ふたりの退場を行います。
終了時にはゲストが退場しやすいよう、アナウンスをしましょう。
感謝の言葉を忘れずに。
文例①謝辞
「さて、楽しいパーティーはあっという間です。
お時間が参りましたので、新郎新婦より皆様へ改めてお礼のご挨拶をいたします。
〇〇くん、よろしくお願いいたします。」
文例②新郎・新婦の退場
「〇〇くん、ありがとうございました。
それでは、新郎新婦の退場です。
皆様、どうぞ大きな拍手でお見送りください。」
文例③ゲストの退場
「本日は、新郎〇〇くんと、新婦△△さんの結婚式二次会にお集まりいただき、ありがとうございました。
これをもちまして、結婚式二次会をお開きとさせていただきます。
会場出口にて、新郎新婦がお見送りいたします。
お忘れ物の無いよう、お気をつけください。
それでは順番に出口へお進みください。本日は誠にありがとうございました。」
まとめ
結婚式二次会司会の原稿例を紹介しました。
参加者やテーマ・雰囲気によって、アレンジしてみてください。
パーティー直前から終わりまで、言わなければいけないことは沢山あります。
当日は予期せぬことが起こる場合もあるので、臨機応変に対応しましょう。
あらかじめ、幹事や新郎新婦と相談しておくのがおすすめです。
結婚式二次会をしっかり進行できるよう、原稿を作っておきましょう。