披露宴に参列する場合はドレスや着物のマナーがあるのはよく知られています。
ですが結婚式の二次会に参加する場合はどういったドレスを着て行くべきか迷うことが多いですね。
ここでは結婚式の二次会で着るドレスのマナーやルールについてご紹介します。
結婚式の二次会で着て行くドレスのマナーについて
結婚式の二次会は開催される場所も時間も様々なため、はっきりとしたルールやマナーはありません。
そのため、開催される会場や参加者の雰囲気に調和したドレスを選ぶのがマナーになります。
ルールが決まってないからといってあまりにも浮いた格好で参加するのはNGです。
結婚式の二次会に招待されたら招待状を見て会場と時間を確認しましょう。
会場が分かればネットなどで会場の雰囲気を調べてみます。
会場の格式によってその会場にふさわしいマナーのドレスを選ぶことができます。
次に何時から始まるかを調べます。
午後6時頃までに始まる二次会であれば昼の服装マナーに対応したドレスを、それ以降に始まる二次会であれば夜の服装マナーに対応したドレスを選んで行きます。
招待状に平服でどうぞと記載がある場合、平服とはドレスコードで言うと略礼装にあたるので略礼装に対応するドレスを選ぶのがマナーです。
また、それでもどんな服装を選べばいいのかわからない、と不安が解消されないこともあるかもしれません。
その場合は、ヒントとして、二次会の会費を一つの目安に服装を決めるという方法もあります。
会費は二次会のスタイルによってかなり幅があるものですが、5,000円以下であればカジュアルさを全面に出しても問題ないでしょう。
一般的に最も多い価格帯でもある5,000円~7,000円くらいの会費であれば、セミフォーマルなレベルを保つとベター。
目安としては、記念日に高級なレストランに食事に行く時のスタイルをイメージするとわかりやすいかもしれません。
それ以上の会費の二次会であれば、披露宴にも見劣りしないくらいのフォーマルなスタイルが無難です。
結婚式の二次会の会場ごとのドレスマナー
では具体的に二次会の会場ではどんなドレスマナーで参加すればよいでしょうか。
結婚式場内のバンケットやホテルのレストランで行われる場合はセミフォーマルなドレスがお勧めです。
シンプルなサテンやシルク様の無地のドレスにパンプスが基本です。 露出は控えめにしましょう。
会場がおしゃれなレストランやカフェの場合は略礼服のドレスやワンピースやツーピーススーツなどがお勧めです。
披露宴からそのまま参加する場合はフォーマルドレスの上にカーディガンを羽織るなど、少しカジュアルダウンすると周りから浮きにくいです。
高級レストランに行くときの服装をイメージして上品な装いで参加しましょう。
会場がカラオケBOXや居酒屋などのカジュアルな会場の場合は多少カジュアルでも大丈夫です。
とはいえお祝いの場面ですから普段着ではなくよそ行きの格好を意識して服装を選んでもいいですね。
結婚式の二次会の服装でNGなこと
披露宴よりもカジュアルでOKな二次会ですが、披露宴同様に新婦と同じ純白のドレスを着て行くのはNGです。
お祝いの気持ちを表すためにも華やかな色のドレスを選びましょう。
華やかにしたいとはいえ、自分が主役とばかりに花嫁よりも目立つドレスやアクセサリーを選ぶのもNGです。
また、チャイナドレスなど他の国の民族衣装を着て行くのはNGです。
その国の方が本国の民族衣装を着て行くのは正装なのでOKですが、日本人の私たちが洋装以外の服装を選ぶ場合は着物を選びましょう。
また、二次会のスタイルですが、アイテム別にどんなスタイルが良いのか、それともNGなのかを細かく見ていきましょう。
まずは靴を始めとする小物編から。
マナー(小物編)
靴
基本的に、どんなにカジュアルな二次会であっても、ローファーなどのヒールのない靴はNGです。
また、スニーカーやサンダルなどの普段使いの靴も避けましょう。
パンプスやハイヒールといった、ヒールがついていてフォーマルにも使える靴を選ぶようにしましょう。
ヒールの高さですが、低すぎるのもNGですが、あまり高すぎても品がない印象になってしまいます。
目安としては、3cm以上で10cm以下のものを選ぶといいでしょう。
靴の素材は、エナメルなど光沢がある素材だと華やかな場にもよく合います。
一般的に革製品は殺生を連想させるとして、結婚式の場では控えるべきとされていますが、二次会の靴程度であればそこまでこだわる必要はなさそうです。
ただ、ヒョウ柄などの動物柄のものはマナー違反。
クロコダイルレザーなどもNGなので注意してくださいね。
バッグ
女性は特に気になるバッグですが、基本的に『パーティバッグ』と呼ばれる小さめで光沢のあるバッグであれば、特に気にする必要はなさそうです。
とはいえ、パーティバッグは容量が少なく、カメラや携帯、メイク道具やお財布などを入れるとパンパンになってしまいますよね。
そういう時はぎゅうぎゅうに詰め込むのではなく、サブバッグを用意しておきましょう。
二次会の場で持ち歩くのはパーティバッグだけにしておき、移動の時にはサブバッグに荷物を詰めておいてクロークに預けるなどの対策を。
マナー(髪型編)
髪が長い人
人それぞれ似合うヘアスタイルは違います。
髪を下ろしたスタイルの方が似合う人もいれば、オールアップの方が似合う人も。
しかし二次会の場では、ロングの人が全てを下ろしたままにするのはマナー違反なので注意してください。
ハーフアップにするなど、どこかしらに手を加えたスタイルを心がけましょう。
また、食事をする時に邪魔にならないよう、あらかじめ食事をする時に髪が下りてこないスタイルにしておくか、まとめられるゴムなどを用意しておくのもマナーです。
髪が短い人
髪が短いと、特にヘアセットをしなくてもいいと思ってしまいがち。
しかしこれもマナー違反になってしまいます。
髪が短くてまとめることができない場合でも、前髪を上げたりカールをつけるなどして、ヘアメイクをしておきましょう。
おすすめなのが、ランダムに編み込みをして留めたり、左右をアシンメトリーにするスタイルです。 こうすることで髪にも動きが出やすくなります。
その他
ネイル
ネイルは、派手すぎるものはNG。
華やかな席とはいえ、原色使いやゴテゴテにスワロを盛ったネイルなどは、かえって下品にみられてしまうこともあるので控えた方が無難です。
また、白を基調にしたネイルも、花嫁のネイルと被ってしまうので避けましょう。
季節感を出しながら、あまり主張をしすぎないシンプルなネイルがおすすめです。
ドレスや小物の色と合わせたり、花嫁の好きな色のネイルにしたりといった工夫も楽しいかもしれません。
ストッキング
ストッキングはドレスには必須のアイテムですが、ストッキングにもマナーがあるんです。
まず、タイツはNGです。
秋や冬になると、どうしても足元が寒くなってしまうため、タイツを履いてもバレないだろう…と思ってしまいますが、基本的にマナー違反なので避けましょう。
また、色ですが、黒のストッキングはマナー違反です。
とはいっても、足にあざができていたりして、隠したい時もありますよね。
そういった時には暗い色のストッキングの方が良さそうですが、できれば黒ではなくて光沢のあるグレーにしたり、黒であれば真っ黒ではなくてデニール数の低いものにする、ワンポイントがあるなどのストッキングを選ぶようにしましょう。
基本的にはベージュのストッキングであまり目立たせないようにしておくと失敗がなさそうです。
結婚式の二次会に参加するときのドレスがこれでいいのか不安だと二次会も楽しめませんね。
二次会に参加する際は会場に合わせた周囲に調和した服装でお祝いの気持ちを表現するようにしましょう。