引き菓子とプチギフトにはどんな違いがある?
結婚式に列席したことある人ならば多くの人がもらっている引き菓子とプチギフト。
この2つは似ているように思えますが、ちゃんとそれぞれに意味があります。
引き菓子とプチギフトの違いを知っていますか?
ここでは引き菓子とプチギフトの違いをご紹介していきます。
それぞれの意味が分かれば、選び方も変わってくるかもしれませんね。
引き菓子はゲストのご家族へのお土産
まず引き菓子とは、引き出物と一緒に用意するお菓子です。 このお菓子は、出席してくれたゲストのご家族へ向けたお土産という意味があります。
引き菓子の始まりは、披露宴の料理のおすそ分けが始まりになっています。
昔は、披露宴の料理をの一部をお土産として持ち帰ってもらい、ゲストが帰宅後に家族と味わってもらうことがありました。それが今では引き菓子になっているのです。
金額は1000円~2000円程度のものを用意される方が多いです。
結婚式の引き菓子としては長寿繁栄を意味するバームクーヘンや、紅白饅頭などが人気です。
引き菓子を選ぶポイントは、日持ちのするものを選ぶことです。
どんなに美味しくてもすぐに傷んでしまうものでは、一人暮らしのゲストにとってはありがた迷惑と思われてしまう可能性もあります。
また、一人暮らしのゲストだけでなく、遠方から来てくれたゲストにとっても、冷蔵保存が必要なものや日持ちのしないものは迷惑になってしまいます。
そのため、引き菓子を選ぶときは焼き菓子などの長持ちするものを選ぶようにしましょう。
小分けになっているものが便利
引き菓子の中でも、小分けになっているものも最近は人気があります。
なぜ小分けの引き菓子が人気なのか、バームクーヘンを例に理由を考えてみましょう。
引き菓子の定番のバームクーヘンは、切れていないリング状のものが多いです。
切れていないバームクーヘンはボリュームもあり、見栄えもあります。
ボリュームがあっても、家族がいるゲストなら、みんなで分けることができるので何も問題はありません。
ですが、一人暮らしのゲストや甘いものは少しずつしか食べられないゲストも中にはいるでしょう。
そんなゲストが、バームクーヘンを食べようとしても、一度に全部食べるのは大変です。
そうなると、封を開けた状態で保存して少しずつ食べていくことになり、食べ終わるころにはだいぶパサパサに乾燥していたり、味が落ちてしまいます。
人によっては全部食べきる前にダメになってしまうかもしれません。
これが、小分けになっているものなら、賞味期限を守れば味が落ちることもなく、パサパサに乾燥してしまうということもありません。
また、食べきれないときはおすそ分けしやすいというのも利点です。
もちろん、家族がいるゲストにとっても、切り分ける手間がかからないので小分けのものは人気です。
ゲストみんなが安心して楽しめる引き菓子を選ぶなら、小分けのものを選ぶこともおすすめです。
プチギフトは新郎新婦から手渡す感謝の気持ち
プチギフトは、新郎新婦がお見送りする際にゲストに手渡す小さなギフトになります。
またの名を送迎ギフトと呼ばれています。
プチギフトに関しては、比較的最近から始まったもので、一昔前の結婚式ではプチギフトはありませんでした。
最近では主流になりつつあるプチギフトの定番は「幸福・子孫繁栄」を意味するお菓子のドラジェ、「幸せをすくう」スプーン、「幸せの橋渡し」をしてくれるお箸、「幸せなお茶」紅茶などが挙げられます。
プチギフトの金額は、200円~500円と手ごろな価格が一般的です。
引き菓子とは異なり、プチギフトはお菓子であることが必須ではないです。
そのためバリエーションは豊富で、最近はハンカチや小物など多様化しています。
新郎新婦がお見送りするときにプチギフトを渡すことで、披露宴や結婚式二次会の最中には話すことが出来なかったゲストにも、直接お礼の言葉を伝える機会を設けることが出来ます。
せっかく来てくれたゲストには、お礼の気持ちを直接伝えたいですよね。
そんな思いを繋いでくれるのが、プチギフトなのです。
誰からも喜ばれるのは「美味しいもの」
引き菓子も、プチギフトもどんな人からも喜ばれるのは美味しいものでしょう。
老若男女問わず、「美味しい」は比較的分かりやすい基準となります。 出来れば、みんなに喜んでいただけるものをお送りしたいですよね。
引き菓子やプチギフトで迷った時は「美味しいもの」で決めてしまいましょう。
プチギフトは、引き菓子よりも自由度が高く、カジュアルな面もあります。
引き出物や引き菓子がフォーマルな分、プチギフトはラッピングが手作りであったり、一言直筆のメッセージがついていたりすると、ゲストは新郎新婦のあたたかな心遣いを感じることも。
ゲストへの感謝の思いを込めた素敵な引き菓子、プチギフトを選び、ゲストみんなに喜んでもらえるといいですね。