結婚式披露宴のように何を着ていくか難しいのが二次会の服装です。 フォーマルなドレスがよいのかカジュアルなワンピースでもよいのか迷いますよね。 ここでは女性が結婚式二次会に着て行って間違いない服装をご紹介します。
結婚式二次会で着ていくべき服とは
結婚式二次会の服装で悩むのが「周囲に合った装い」を考えるのが難しいためです。 披露宴であれば周りの服装も想像できます。 ですが二次会は会場によって周囲の装いも異なるもの。 まずはどんな会場で二次会が行われるのか会場の雰囲気を確認しましょう。 またどのような会場であれ白いドレスやワンピース、生花を使ったアクセサリーなど新婦を連想させる服装はNGです。 派手すぎたり奇抜すぎたりする服装も新婦より目立ってしまうので避けましょう。
季節に見るどんな形式のパーティでも一番無難な服装
パーティでは基本的にはフォーマル着用が原則です。 しかし一年を通じて同じドレスや小物を着用するのは、その場にあったコーディネートだとはいえません。 ドレスの色や素材、合わせる小物などを替えると、その季節にふさわしいコーディネートが楽しめるようになります。 それぞれの季節に合った服装を決めるポイントについてみていきましょう。
春編
段々と暖かくなり過ごしやすくなり、卒業・入学・入社といった新たな門出を感じさせる季節でもあります。 そのため春に結婚式を挙げるカップルも少なくありません。 3月はまだ寒暖の差が激しい時期でもあり、昼間は上着がいらないくらい暖かくても朝晩は急に冷え込んだりします。 急な気温の変化にも対応できるように、カーディガンやボレロといったドレスやワンピースの上から羽織れるものを用意しておくと安心です。 4月や5月になってくると寒暖の差も少なくなってきますが、場所によってはエアコンが強めに効いていることもあります。 寒さ対策としてストールなどを用意しておくのが望ましいです。 羽織るものですが色選びにも注意が必要です。 上半身を広く覆ってしまうため暗めの色や厚めの素材を選んでしまうと全体が重たく見えてしまいます。 春らしさを演出するためにも明るめの色やラメ入りなどを選ぶようにしましょう。 ドレスの色ですが3月や4月はだんだんと温かくなり桜の見ごろでもありますので、ピンクやパステル系のカラーがよく合います。 そして5月になってくると新緑が美しくなってきますので、パステルカラーでもグリーンやブルーを選ぶと爽やかな印象を与えられます。 パステルカラーが苦手、似合わないと思っている方もいますがパステルカラーにもさまざまな種類があります。 たとえばピンクと一口にいってもサーモンピンクなどを落ち着いたピンク色も見つかります。 お店など、鏡で合わせてみるとわかりやすいですから自分に合った色を探してみましょう。 ドレスだけでなく小物で春らしさを演出することもできます。 たとえば桜をあしらったピアスやネックレス、バッグなどはこの時期だからこそ身に付けられるアイテムです。 桜以外の花をモチーフにしたバッグや小物も春らしいコーディネートを作るのに一役買ってくれるでしょう。 ネイルをするなら淡いピンクやベージュといった無難なカラーがよく合います。
夏編
夏や気温も高く梅雨の時期でもありますが、ジューンブライドに憧れて結婚式を挙げるカップルも多いです。 夏の2次会コーディネートのポイントは涼しげな印象を与えることです。 暑さを少しでもやわらげられるように、ブルーや水色といった寒色系の色がよく合います。 フォーマルの素材にもいろいろありますがシフォンなど薄手の素材を選ぶと軽やかさと涼しさが強調されますし、着ている本人もストレスが少ないでしょう。 夏は外が暑いため、室内はクーラーの設定温度が低くなっているところが少なくありません。 そこで寒さ対策として薄手のストールを持っていると役立ちますよ。 夏はワンピースやドレスだけで、羽織るものがいらないことが多いです。羽織るものがなくても地味になりすぎないようにレースやフリル、ドレープや切り替えといったようにデザインや動きやすさを重視して選ぶのもおすすめです。 小物も涼しげな海や貝殻をモチーフにしたピアスやネックレス、バッグなどが夏らしく爽やかな印象を与えられます。 色は海を連想させるターコイズブルーや、灼熱の太陽を思わせるオレンジといった鮮やかな色を取り入れると夏らしいコーディネートが作れます。
秋編
秋は気温も下がり過ごしやすくなるため結婚式のベストシーズンです。 二次会や結婚式に出席する機会が少ないと、手持ちのフォーマルの数もそれほど多くはないでしょう。 だからといって春や夏に適したビタミンカラーや涼しげな色をそのまま秋や冬に着用するのはおすすめできません。 秋は紫やマスタードといった深く落ち着いた色がよく似合いますし、秋冬にはベロアなどの重めの素材がマッチするからです。 ドレスやワンピースで季節感を出すのが難しい時は、小物で秋を演出するという方法もあります。 フェイクファーのティペットやボレロ、ファーのついたネックレスやイヤリングといった小物を加えることで秋らしいコーディネートに仕上がります。 メインとなるドレスから羽織ものまで全てをダークカラーで揃えてしまうと、全体が暗く重たい印象になってしまいます。 そこで中に合わせるワンピースの色を明るめ(ベージュなど季節を選ばずにコーディネートできる色)にするか、その逆で羽織ものを白やベージュといった明るめの色にするとコーディネートが映えます。 またワンピースや羽織ものだけでなく、ストッキングで秋らしさを出すという方法もあります。 ワンピースや羽織ものを無難なカラーにしても、ストッキングにボルドーやワインレッドを取り入れると秋らしいコーディネートに仕上がるのです。
冬編
クリスマスやお正月といったイベントも多く、美しいイルミネーションが街を彩る季節です。 この時期に行われる結婚式の二次会ではおしゃれや季節感を取り入れつつも、防寒対策を兼ねたコーディネートを意識しましょう。 冬といえば雪で白を連想させますが、白は花嫁さんの色ですから二次会でも白を着用するのはNGです。 そこで雪を連想させるようなアイスミントや寒色系の色を取り入れるのもおすすめです。 ただし薄手の素材を選んでしまうと見た目にも寒そうに見えてしまいますので、ベロアなどの温かみのある素材が使われているフォーマルを選びましょう。 ファー素材のボレロなど温かい羽織ものや靴などと合わせると冬らしい二次会コーデが出来上がります。 冬に行われる二次会は参加者が寒くならないように、暖房の設定温度を高くしている会場が多いため厚着しすぎると逆に汗をかいてしまいます。 温度調節が難しいので羽織るもので調整するのがおすすめです。 そのような状況で活躍してくれるのが厚手のストールです。 会場が寒い時は薄手のストールやボレロを着てさらにその上から厚手のストールを羽織ったり首にかけたり、ひざ掛けにとさまざまな使い方ができます。 アクセサリーなどの小物はクリスマスや雪の結晶やモチーフを取り入れると、季節にマッチしたコーディネートが作れます。
おすすめのヘアスタイル
ファッションとともに気を付けたいのがヘアスタイルです。 ヘアスタイルはコーディネートに合っていること、清潔感があるものが好まれます。 結婚式の二次会では普段よりもおしゃれをして出かけますので、ショートヘアでもセットをしないのはマナー違反となってしまいます。 ロング、セミロングは、ハーフアップかアップスタイルにするのがおすすめです。 特に気温が高い時期は長い髪をおろしておくと見た目にもあまりスマートとは言えません。 ショートヘアの方も前髪をアップスタイルにすると涼しげな印象になりますよ。 せっかくのお祝いの場ですから派手にしたいところですが、花嫁さんよりも目立ってしまうのはNGです。 自分で適したアレンジが思いつかない時は美容院でセットしてもらうのも手段のひとつです。 ヘアアレンジの際にアクセサリーを付けるとより華やかな印象に仕上がりますが、ヘアアクセサリーにもいくつか注意点があります。 まずは白いヘアアクセサリーはNGですので注意しましょう。 白は主役である花嫁さんの色ですから、ワンピースやスーツだけでなくアクセサリーでも取り入れるのはNGなのです。 生花もまた花嫁さんだけの特権です。ゲストが生花をヘアアクセサリーにするのもNGですので覚えておきましょう。 また季節感のずれているアクセサリーはその場の雰囲気にそぐわないので控えます。
その他NGファッション例
春のファッションで特に注意したいのがドレスの色です。 春らしい色と考えて白や白に近いベージュのドレスを選んでしまう方がいますが、白は花嫁さんの色ですので着用はNGです。 春は気温の変化が大きく時期によっては羽織ものが必要ないくらい暖かいこともあります。 しかし露出度が高いのはフォーマルな場ではマナー違反となりますので、薄手の羽織れるものを必ず用意しておきましょう。 夏は気温が高く汗をたくさんかきますので、つい露出度の高いワンピースや小物を選びがちになりますので注意が必要です。 フォーマルな場での肌の露出は好ましくはありませんので、ストールを着用して肌を隠せるようにしましょう。 また暑くてもストッキングの着用はマストです。 靴も風通しのよいサンダルをはきたいところですが、かかとが見える靴はマナー違反になってしまいます。 足が全て隠れるパンプスを着用するかバッグストラップの靴を選びましょう。 また汗をかいてしまって臭いやべたつきが気にならないように汗拭きシートを用意しておくといいですよ。 秋のコーディネートで注意したいポイントがファーや革の使い方です。 本物のファーや革は殺傷を連想させてしまうため、おめでたい結婚式の場ではNGです。 着用するならフェイクファーやフェイクレザーにしましょう。 秋らしい小物やワンピースを選んでしまうと全体が黒っぽくなりがちです。 そのような暗めの色は葬式を連想させてしまいますので色使いにも注意しましょう。 冬は外がとにかく寒いので少しでも厚着をしたいと思ってしまいますが、ブーツや厚手のストッキングを着用するのはNGです。 また少しでも足痩せ効果を狙い、黒のストッキングを着用したくなりますが黒色ストッキングはおめでたい場ではNGですので注意しましょう。 どうしてもダークカラーのストッキングを選びたいときは、冬の銀世界を連想させられるようなシルバーやラメ入りのストッキングがおすすめです。 フォーマルコーディネートは年間を通じてどれも同じにするのではなく、その季節に合わせた色や小物、素材を取り入れることが重要になってきます。 季節に合わせてドレスを数枚用意するのは大変ですから、羽織ものや小物を使って季節感を出してみましょう。 羽織ものはその季節に合わせた素材を選ぶことで、季節に合ったコーディネートができるだけでなく防寒対策にも役立つのです。 季節に関係なく二次会や結婚式に招待されることはよくありますので、季節に合った服装やマナー、注意点を理解しておきましょう。
フォーマルな二次会におすすめの服装
披露宴会場を併設したホテルやレストランで行われる二次会ではパーティードレスがおすすめです。 露出が少なめのドレスを着て行きましょう。 綿素材のワンピースなどカジュアルな格好はNGです。
セミフォーマルな二次会におすすめの服装
レストランやカフェなどのセミフォーマルな二次会ではきちんと感のあるワンピーススタイルがおすすめです。 高級レストランにデートに行くようなイメージで服を選ぶと間違いありません。 パーティードレスもありですが、綿素材の羽織りものでカジュアルダウンさせると周囲と調和しやすくなります。 きれい目のワンピースに華やかな小物を合わせてドレスアップするのがおすすめです。
カジュアルな二次会におすすめの服装
カラオケや居酒屋などカジュアルな二次会でも活躍するのがワンピーススタイルです。 綿素材のワンピースもOKですがデニム素材はカジュアルすぎるので避けましょう。 フォーマルドレスも周囲と調和しないので避けた方が無難です。 きちんと感のあるデザインのワンピースを素材や柄でカジュアルダウンするイメージでコーディネートを組むとうまくいきます。 普段着にならないように注意しましょう。 二次会に着ていくドレスは会場に合わせて服装を選ぶと失敗のないコーディネートができます。 新郎新婦に華を添えるような素敵な服装で参加して二次会を楽しみましょう。