結婚式二次会の司会に選ばれた、そんなときは緊張しますよね。
「ふたりのために成功させたい。」
「どんなことに気を付ければいいんだろう。」
「進行役は初めてで、よく分からない。」
お悩みのあなたのために、結婚式二次会での注意点を挙げました。
対策方法も載せています。
パーティーを成功させるため、司会のコツを知っておきましょう。
結婚式二次会のタイムキーパー
結婚式二次会では、時間が命です。
予定より遅れると、会場のレンタル料金が追加発生してしまうためです。
司会者の最も重要な役目と言えるでしょう。
タイムテーブルの共有や、時間の調節方法を行い、スムーズに進めるよう準備します。
ポイント①タイムテーブルの共有
結婚式二次会の進行について、幹事と詳細を話し合いましょう。
出来る限り細かい部分まで共有します。
進行表と台本を別々に用意するのがおすすめです。
・17:30 受付
台本(お手洗いや喫煙所のアナウンス)
・18:00 スタート 新郎新婦の入場
台本(さあいよいよ、〇〇さん・△△さんの入場です!拍手をお願い致します。)
ポイント②時間の調節
結婚式二次会では、スケジュール通りに行くとは限りません。
例えば、新郎新婦が遅刻してしまった、余興が大幅にタイムオーバーした、など
様々なトラブルが発生してしまいます。
臨機応変にプログラムを変更しましょう。
幹事や新郎新婦に相談し、時間が無い場合の対応を決めます。
例を挙げると、
・歓談タイムが2回あるのなら、2回目を省略する
・ビンゴゲームは行うけど、じゃんけん大会はしなくてもいい
など。
事前に優先順位を聞いておくとベター。
逆に時間が余る場合も考えられます。
新郎新婦のエピソードを紹介するなど、場を繋ぎましょう。
・プロポーズの言葉
・お互いの好きなところ
時間を調節できるように、いくつかのパターンを用意しましょう。
また、ビンゴで景品が当たった人へのインタビューや、全員集合写真の時間を設けるのも良いでしょう。
結婚式二次会での話し方
結婚式二次会では、司会者のトークも重要です。
パーティーの始まりから終わりまで、あなたの声に沿ってゲストが動きます。
お祝いムードを高めたり、感動的な雰囲気にしたり、すべては司会にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
別のシーンに移るときは、その度に「皆様大変お待たせしました。」と伝えるのが◎。
発声練習も忘れずに。
新郎新婦をお名前で呼ぶこと、話す際のスピード・言葉遣いは要チェックです。
ポイント①お名前
結婚式二次会はカジュアルなパーティーではありますが、基本的に敬語を使います。
普段、新郎新婦を名字やあだ名で呼んでいませんか?
司会をしている間は、名前で「陽太(新郎)さん」「葵(新婦)さん」と言います。
名前の読み間違いは失礼に当たるのでしっかり確認しておきましょう。
乾杯の音頭や挨拶をするゲストについては、念の為ルビ(振り仮名)を振っておきましょう。
ポイント②スピード
緊張していると早口になってしまいますよね。
「いつもよりゆっくり」を意識しましょう。
一度スマホの録音機能などを使って、自分の声を聞いてみるといいですよ。
ゲームのルールやお手洗いの場所・注意事項などは、特にゲストに伝わるようにしなければいけません。
分かりやすい言葉で、何度もアナウンスするようにしましょう。
「え〜・・・」「あの〜・・・」といった間投詞が多すぎないかもチェックです。
早すぎず、遅すぎず、聞き取りやすい速度で話しましょう。
ポイント③言葉遣い
お祝いの場ですから、「忌み言葉」・「重ね言葉」は避けます。
「忌み言葉」は不幸を連想させます。
例えば、
・忙しい
・終わる
・欠ける
・無くす
・滅びる
・相次ぎ
・失う
・切る
・飽きる
・冷える
たくさんありますね。
「重ね言葉」は同じ言葉を繰り返すことから、再婚を連想させます。
よく使われるのは、
・たびたび
・わざわざ
・ますます
・重ね重ね
・くれぐれも
・みるみる
・次々
・たまたま
・日々
です。
司会の台本を読み、「忌み言葉」・「重ね言葉」が使われていたら言い変えます。
・「新郎新婦がケーキを切ります。」
→「新郎新婦がケーキにナイフを入れます。」または「ケーキ入刀です。」
・「わざわざお越しいただきまして、ありがとうございます。」
→「結婚式二次会にご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」
結婚式二次会で話す内容
結婚式二次会では、色んなゲストが参加しています。
仲間内にしか分からないことや下ネタは避けましょう。
不快になる方もきっといます。
参加者全員が楽しめるような話題を考えましょう。
友人たちが悪ノリした際も、軽く流せるといいですね。
ポイント①内輪ネタはNG
パーティーは新郎新婦の友人が集まる機会。
それぞれの知り合いしか分からないネタだと、他の人は置いてけぼり。
学生時代や職場の話はしても構いません。
しかし、参加者も分かるように説明するか、手短に話すほうが無難でしょう。
ポイント②下ネタもNG
合コンの悪ノリは控えましょう。初対面の男女もいます。
司会が主役のふたりに夜の話を聞くなんてもってのほか!
結婚式二次会には向いていません。
身内で楽しみたいときは、別の日に集まるほうが良いでしょう。
また、ゲストから、新郎新婦へキスコールが上がる時もサポートします。
「皆様の前で恥ずかしいという事ですので、次のプログラムに参りましょう!」とやんわり話をそらすといいでしょう。
結婚式二次会の音響チェック
結婚式二次会で司会が困ってしまうことはたくさんあります。
その中でも、機材関連は特に大変です。
・動画が流れない
・音が入らない
といったアクシデントも考えられます。
前もって、使用方法を確認しておきましょう。
当日になにかあった際も対処出来るよう、会場のスタッフや詳しい人に聞いておきます。
ポイント①事前に練習
当日に使う映像や音源は、会場でリハーサルしておくのがベター。
マイク・スクリーン・プロジェクターなど、動作確認・ボリューム調整を行いましょう。
「別の人が制作した動画の保存形式が異なっていた。再生できなかった。」という声も。
予備のメディアを持っていくと安心でしょう。
まとめ
結婚式二次会の当日、司会が注意するべきことをまとめました。
一番気にしておきたいことは、時間です。
何時何分に何をするか、しっかり頭に入れましょう。
話す際は、言葉遣いや内容も大切なポイントです。
パーティーの最中にトラブルが発生しても対処できるよう、幹事と様々なシチュエーションを話し合いましょう。
参加者全員が笑顔になる、そんな結婚式二次会にしていきましょう。