結婚式二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はあり!?

結婚式二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はあり!?

二次会の司会や幹事を友人にお願いした後、新郎新婦の頭を悩ませるのが「お礼」です。
司会や幹事へのお礼はすべきなのか、仲の良い友人であればお礼なしでも良いのか迷うかもしれません。

ここでは二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はありなのかどうか調べてみました。
司会・幹事の方へのお礼について悩んでいる新郎新婦の方は、ぜひ参考にしてみてください。

二次会の司会・幹事を新郎新婦からお願いした場合

新郎新婦から友人に二次会の司会や幹事をお願いした時は、お礼をするのがベストです。
二次会後に現金やプレゼントという形でお礼をしたり、幹事分の二次会会費を新郎新婦で負担したりすると良いですね。

二次会の司会・幹事は思っている以上に大変な仕事です。
新郎新婦との打ち合わせから、二次会の会場決め、余興や演出のプラン、準備、当日の司会や進行など、やることは山のようにあります。

しかも、ほとんどの人が自分の仕事を持ちながら、幹事の仕事も並行してやることになります。
このように司会・幹事の仕事は大変ですので、友人の中には司会・幹事を引き受けるのを悩んだ人もいるかもしれません。

司会・幹事を引き受けた以上、見返りを期待して二次会を開催する訳ではないですが、新郎新婦からのお礼なしだと引き受けたことを後悔することもあります。

幹事へのありがとうの気持ちをどう伝えるかは、新郎新婦と幹事のこれまでの関係によって異なります。
とはいえ、新郎新婦から司会や幹事をお願いしたということもありますし、今後の人間関係にしこりを残さないためには、お礼なしは避けた方が無難です。

二次会の司会・幹事を友人から立候補してくれた場合

二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はあり!?_2
仲の良い友人が自発的に司会・幹事に立候補してくれた場合でも、お礼なしはNGと考えましょう。

幹事という大変な仕事に立候補してくれたことや、二次会準備を気持ちよく行ってくれたことに対してきちんとお礼をしましょう。

自分から司会や幹事に名乗り出てくれる友人の場合、普通にお礼を渡そうとすると水くさいからと言って逆に断られてしまうことがあります。
しかし、お礼を断られたとしても、何かしらの形でお礼を渡すようにしましょう。

たとえば、二次会中に新郎新婦からサプライズイベントとして幹事にお礼を渡す機会を設けるなど、お礼の渡し方を工夫すると良いですね。

お礼なしでもOKの場合はある?

二次会の司会・幹事へのお礼の仕方として、「お礼やプレゼントを渡す方法」と「幹事分の会費免除の方法」があります。
中には、その両方をお礼としている人もいます。
司会・幹事に対して、この両方の「お礼なし」でもOKな場合はあるのでしょうか。

基本的には、司会や幹事にはきちんとお礼をすべきです。
よほどの場合でない限りお礼なしはNGと考えましょう。

また、過去に自分たちが引き受けた二次会幹事でお礼をされたことがないので、幹事へのお礼は必要ないと思う新郎新婦もいるかもしれません。
ですが幹事へのお礼がなかったために後で人間関係にしこりが残ることがあります。

実際に、「二次会幹事を快く引き受けたのに、新郎新婦からは何のお礼や労いの言葉もなしだった」と幹事を引き受けた人が怒っているのを見た、という経験談も聞かれます。

表面上は、「お礼なんて気にしなくていいよ」と言ってくれる幹事もいるかもしれません。
しかし、自分たちの結婚式祝いのために頑張ってくれる幹事には、感謝の気持ちとお礼を伝え、今後も良い関係を続けていきましょう。

司会・幹事へのお礼は何がいい?

二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はあり!?_3
二次会の司会や幹事は、新郎新婦の親しい友人や知人にお願いすることがほとんどです。
親しい間柄だからこそ、司会や幹事を引き受けてくれたことへのお礼として、何を渡すかで迷ってしまうものです。

そこで、経験談を参考にしながら、適切なお礼の品についてみていきましょう。

現金を渡す場合

二次会の司会や幹事は、思っている以上に負担が大きいものです。
そのような大役を引き受けてくれたからこそ、相手がもらって喜んでくれるものを渡したいと考えるでしょう。

親しい仲とはいえ、相手がその時に欲しがっている物を知っているとは限らないですし、遠回しに探ってみるのも難しいかもしれません。

そこで、お礼として現金を渡すという方法もあります。
プレゼントをもらっても、持って帰るのが大変かもしれませんし、相手の欲しがっている物でないこともあるからです。

お礼を現金で渡すときは、5000円から10000円が相場のようです。
渡すときは、ポチ袋などを用意して渡すようにしましょう。

また、「現金はなんとなく渡しづらい」という方は、お礼を現金にするのではなく、ギフトカードやQUOカード、グルメカードなどにするという方法もあります。
ギフトカードなどの場合も、現金で渡す場合と同じ金額が良いでしょう。

現金やギフトカードなら、もらっても荷物にならないですし、使い方も自由ですので、最も喜ばれるかもしれません。

品物を渡す場合

お礼の気持ちとして、品物を選んでプレゼンとするという案もあります。

二次会の司会や幹事をお願いする相手とは親しい間柄ですので、相手が気になっている物や欲しがっている物を普段の会話などから探ることもできるでしょう。
新郎新婦が自分たちのために一生懸命選んでくれたことを、喜んでくれると思います。

ただし、プレゼントする物によっては、相手が持ち帰ることを考慮して、渡すタイミングをよく考える必要があります。
また、あまり大きい物や、かさばる物は避けた方が良いでしょう。

その他の方法

他にも、司会や幹事を引き受けてくれた人に対してのお礼のやり方は、いくつか考えられます。

たとえば、食事会に招待するのも一つの案です。
後日、新郎新婦が「打ち上げ」と称して、幹事全員を食事に招待して、その際の飲食代を全て負担するのです。

また、幹事同士で打ち合わせを何度かする機会が出てくると思いますので、その時の食事代を新郎新婦で負担し、それをお礼にするという方法もあります。

他にも、多いのが幹事の二次会会費を無料するというお礼のやり方です。
二次会の会費は、首都圏だと平均7000円と金額も大きくなります。
おまけに、司会や進行で忙しくしているとゆっくり飲食している時間もありませんので、会費を無料にしてもらえるとありがたいと思うでしょう。

このように、現金や品物を渡す以外のお礼方法もあります。
上記で紹介したお礼の仕方についてどれを選ぶかは、司会・幹事をしてくれた人との関係性によって、選択するのが良いでしょう。

お礼を渡すタイミングは?

二次会の司会や幹事を引き受けてくれた人にお礼を渡すタイミングですが、いつが最適なのでしょうか。
お礼を渡すタイミングは、大きく分けると以下の3つに分けて考えられます。

二次会終了後

二次会が終了した後、司会や幹事の人たちは、大役を終えてホッとしていることでしょう。そのタイミングでお礼を渡すこともできます。

実際に新郎新婦の大半が、二次会終了後にお礼の品を渡すようにしているようです。
そして、お礼の品を渡す時は、新郎新婦から感謝の言葉を必ず添えるようにしましょう。

後日改めてお礼をする

二次会当日は、新郎新婦も幹事も疲れていることと思いますので、後日改めてお礼をするというケースもあります。

後日改めてお礼をするときでも、二次会が終わった後には、まっさきに感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。

そしてその後に、食事会を計画している、プレゼントを用意してある、などお礼の内容について触れておくようにすると、司会・幹事をしてくれた人も「お礼がなかった」と思うことはないでしょう。

また、食事会を開く、プレゼントを渡すのは、二次会終了後から1か月以内を目安に行うのがおすすめです。
そして食事会を開いた場合は、その費用は新郎新婦が全て持つようにしましょう。

二次会中にサプライズで渡すという方法も

二次会の司会や幹事を、自ら引き受けてくれた場合、新郎新婦が現金やプレゼントといったお礼の品を渡そうとすると、恐縮してしまうことがあります。
そこで、当日二次会の開催中にサプライズでプレゼントを渡すという方法もあるのです。

たとえば、二次会の終了間際に新郎新婦がスピーチをする時間を設けてもらい、その場を借りて幹事の人たちに感謝の気持ちを伝え、お礼の品を渡します。
思いがけないサプライズに、幹事の人たちも喜んでくれることでしょう。

しっかりと感謝の気持ちも伝えよう!

二次会の司会・幹事へ「お礼なし」はあり!?_4.jpg
親しい友人や知人に、普段は面と向かってお礼を言う機会があまりないかもしれません。
しかし、二次会の司会や幹事という大変な仕事を引き受けてくれたのですから、感謝の気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。

どんな風に伝えたらいい?

感謝の言葉ですが、いろいろな伝え方があります。
シンプルに「今日は本当にありがとう」でも十分気持ちは伝わります。

他にも、「今日は皆さんのおかげで素晴らしい二次会になりました。ありがとうござました。心から感謝しています。」や、「今日までこの二次会のために、いろいろと大変だったと思います。おかげでみんなが楽しめる二次会にすることができました。ありがとうございます。」といったように、いろいろな言い方が考えられます。

お礼を渡したからそれでOKと思わずに、感謝の気持ちと、幹事へのねぎらいを新郎新婦がしっかりと伝えられるようにすることです。

二次会の司会や幹事を引き受けてくれた人たちには、しっかりと感謝の気持ちとお礼を伝えるのがマナーです。
たとえ、どんなに親しい間柄でも、自分たちのために一生懸命やってくれるのが当たり前だと思ってはいけないのです。

現金で渡す場合でも、品物で渡す場合でも、お礼をする際には司会や幹事を引き受けた人が「司会・幹事を引き受けて良かった」と思えるよう、その後も良い関係を築けるようにしましょう。

おもてなし・マナーカテゴリの最新記事