結婚式二次会への招待、嬉しいけれど、どうしても参加できない…そんな時、どう断るのが正解なのでしょうか。
この記事では、結婚式二次会を欠席する際のマナーや、角が立たない断り方、メール例文まで詳しく解説します。これで、あなたもスマートに欠席の連絡ができます!
結婚式の二次会を欠席するときの5つのマナー
結婚式の二次会への招待は嬉しいものですが、どうしても都合がつかない場合もあるでしょう。そんな時、失礼のないように欠席の連絡をする必要があります。
ここでは、結婚式の二次会を欠席する際に気をつけたい5つのマナーと、具体的な方法をご紹介します。
- 欠席の返事はなるべく早く連絡する
- 新郎新婦・幹事のどちらに欠席連絡をするか確認しておく
- 欠席を断るツールは、基本的には招待状と同じ連絡手段を使用する
- 祝福・謝罪・悲しい気持ちなど、相手を気遣うメッセージを添える
- 二次会当日はSNSの投稿に注意する
①欠席の返事はなるべく早く連絡する
欠席の返事をするのは心苦しいため、後回しにしたくなる人もいるかもしれません。しかし、なるべく早く返事をするのが新郎新婦や幹事に対するマナーです。
なぜなら、新郎新婦や幹事はおおまかなゲスト人数を決めてお店を予約しているので、人数が減るとその分の費用を新郎新婦が負担しなければならないから。
欠席人数が早めにわかれば、違う人を招待したり、会場の予約人数を変更したりして対応できます。欠席するなら、なおさら早めに返事をするのがマナーです。
②新郎新婦・幹事のどちらに欠席連絡をするか確認しておく
結婚式二次会を断る時のマナーとして、新郎新婦・幹事のどちらに欠席連絡をするか確認しておくことが大切です。招待状に記載されている連絡先を確認しましょう。
幹事に伝える場合でも、新郎新婦にも欠席することを伝えるのが礼儀です。特に、新郎新婦との関係が近い場合には、直接連絡を取ることで、お祝いの気持ちを伝えることができます。
③欠席を断るツールは、基本的には招待状と同じ連絡手段を使用する
欠席を伝える際は、電話やメール、LINEなど招待の案内がきた連絡手段を使用するようにしましょう。
ただし、どのツールを使っても、欠席の理由を丁寧に伝えることや、相手に対して感謝の気持ちを伝えることが大切です。相手の労力や心配を考えながら、マナーを守って欠席の連絡をしましょう。
④祝福・謝罪・悲しい気持ちなど、相手を気遣うメッセージを添える
欠席の連絡をする際は、ただ欠席を伝えるだけでなく、「また話を聞かせてね」「写真、楽しみにしているね」といった言葉を添えるとよいでしょう。
本当なら駆けつけたい気持ちがあることを伝えることで、招待した側にも不本意な気持ちが伝わるはずです。
⑤二次会当日はSNSの投稿に注意する
欠席の連絡をした後注意したいのが、結婚式二次会当日の自分の行動をSNS等にアップしないことです。
一度断りの連絡を入れると友人の結婚式二次会日程を忘れてしまいがち。ついうっかり結婚式二次会当日にSNSに遊んだ写真などを投稿してしまうと、それが人づてに新郎新婦に伝わり人間関係が悪くなることも…。
新郎新婦とSNS上で繋がっていなくても共通の知人から新郎新婦に伝わることがあるのでSNS投稿が多い人は要注意です。
断った結婚式二次会の日程を手帳やスケジュールアプリに記録しておき、その日はSNS投稿を控えるような配慮をしましょう。
結婚式二次会の欠席理由の伝え方には注意が必要
結婚式二次会の欠席を伝える際、正直に理由を伝えて良い場合と、別の理由に言い換えた方が良い場合があります。
ここでは、そのまま伝えても良い欠席理由と、別の理由に差し替えた方が無難な欠席理由を解説します。
そのまま伝えてもいい欠席理由
身内の不幸などマイナスな印象を与える理由でない限り、基本的には本当の理由を伝えれば問題ありません。
- 出産間近や子供が小さいから
- 仕事や子供の用事と重なったから
- 仕事や子供の用事と重なったから
- 親族の結婚式があるから
このようなケースでは、理由をきちんと述べれば新郎新婦も理解してくれるでしょう。
出産間近や子供が小さいから
出産間近や、子供がまだ小さい場合は、二次会への参加が難しいことを率直に伝えましょう。新郎新婦も、あなたの状況を理解してくれるはずです。
例文
「結婚式へのご招待、誠にありがとうございます。実は○月に出産予定で、二次会への参加が難しい状況です。心からお祝い申し上げますので、また落ち着いたら改めてお会いできれば幸いです。」 |
例文
「結婚式、楽しみにしております。二次会ですが、子供がまだ小さく、夜のお出かけが難しい状況です。お気持ちだけありがたく頂戴いたします。」 |
仕事や子供の用事と重なったから
仕事や子供の学校行事などと重なってしまった場合も、その旨を伝えましょう。
例文
「二次会のお誘い、ありがとうございます。大変申し訳ないのですが、どうしても外せない仕事が入ってしまい、参加が難しくなってしまいました。心ばかりのお祝いを贈らせていただきますので、お気持ちだけ頂戴いただければ幸いです。」 |
例文
「二次会、ぜひ参加したかったのですが、子供の授業参観と重なってしまい、伺うことができません。お祝いの気持ちは別途お伝えさせていただきます。」 |
親族の結婚式があるから
あまりないことですが、親族の結婚式と重なってしまった場合も、正直に伝えましょう。親族の結婚式を優先することは失礼にはあたりません。
例文
「二次会のご招待、ありがとうございます。大変恐縮ですが、親族の結婚式と重なってしまい、参加が叶いません。心よりお祝い申し上げます。」 |
他の理由に差し替えた方がいい欠席理由
以下の欠席理由は、そのまま伝えると角が立つ可能性があるため、別の理由に言い換えるのがおすすめです。
- 仲のいい友人たちが欠席するから
- 出費が気になるから
- 新郎新婦とあまり親しい間柄ではないから
- 二次会が苦手だから
仲のいい友人たちが欠席するから
仲の良い友人たちが欠席するから自分も欠席するという理由は、新郎新婦をがっかりさせてしまう可能性があります。そのまま伝えるのではなく、別の理由を伝えましょう。
例文
「二次会のお誘い、ありがとうございます。大変残念ですが、その日はどうしても都合がつかず、参加することができません。今度あらためてお祝いさせてください。」 |
出費が気になるから
二次会の会費を支払う余裕がないときもあるでしょう。しかし、金銭的な理由で欠席する場合は、別の理由に言い換えるのがマナーです。
例文
「二次会のお誘い、ありがとうございます。大変残念ですが、その日はどうしても都合がつかず、参加できません。またご飯でも食べに行きましょう。」 |
新郎新婦とあまり親しい間柄ではないから
新郎新婦と親しくないから欠席するというのは、相手を傷つけてしまう可能性があります。やはり、別の理由を伝えましょう。
例文「二次会のお誘い、ありがとうございます。大変残念ですが、その日は先約があり、あいにく都合がつきません。お二人の幸せを願っています。」 |
二次会が苦手だから
二次会自体が苦手という理由も、新郎新婦をがっかりさせてしまう可能性があります。別の理由に言い換えて伝えましょう。
例文「二次会のお誘い、ありがとうございます。その日は仕事の都合で残念ながら参加できません。今度あらためてお祝いさせてください。」 |
欠席の連絡をする際は、招待してくれたことへの感謝の気持ちと、欠席することへのお詫びの気持ちを忘れずに伝えましょう。また、結婚のお祝いの言葉を添えることも大切です。
結婚式二次会の断り方|メールやラインの例文を7パターン紹介
結婚式二次会の欠席を伝える際の、メールやLINEの例文を7つのパターンに分けてご紹介します。状況に合わせて、失礼のないように丁寧に伝えましょう。
①友人に送る場合
結婚おめでとう!結婚式二次会も誘ってくれてありがとう。 でも仕事が入ってるから二次会参加できないんだ。 せっかく誘ってくれたのにごめんね。 お祝いしたいから今度ランチでもどう?旦那さんも一緒だと嬉しいな。 |
②職場の上司や先輩に送る場合
二次会のご招待、誠にありがとうございます。大変恐縮ですが、〇〇の都合により、出席することができません。心よりお祝い申し上げます。お二人の末永いお幸せを心よりお祈りしております。 |
③めでたいことを理由に断る場合
二次会のお誘い、ありがとうございます。実は、現在妊娠中で、体調が安定しないため、出席を控えさせていただきます。心よりお二人の門出をお祝い申し上げます。 |
④仕事関係や育児関係を理由に断る場合
二次会のご招待、ありがとうございます。大変恐縮ですが、どうしても外せない仕事が入ってしまい、出席が難しくなってしまいました。心ばかりのお祝いを贈らせていただきますので、お気持ちだけ頂戴いただければ幸いです。 |
⑤出席予定だったがやっぱり断る場合
結婚式二次会参加予定でしたが、母が入院することになり当日参加できなくなりました。 楽しみにしていたのでとても残念です。 ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。 |
⑥披露宴は出席するが二次会だけ欠席する場合
披露宴へのご招待、誠にありがとうございます。二次会ですが、あいにく都合がつかず、出席することができません。披露宴では、お二人を直接お祝いできることを楽しみにしております。 |
⑦あまり親しくない場合に理由をぼかす断り方
二次会のご招待、誠にありがとうございます。大変恐縮ですが、先約があり、出席することができません。心よりお二人の門出をお祝い申し上げます。 |
新郎新婦と親しい間柄なら祝電やお祝い・プレゼントを贈ると喜ばれる
親しい間柄の友人などに何か贈り物をしたい場合は、祝電や結婚祝いのプレゼントを贈りましょう。
新婚生活で使いやすいペアの食器やバスタオルなど、もらうと嬉しいちょっといいものが喜ばれますよ。
ただし、プレゼントを贈る際はタイミングに気をつけましょう。結婚式当日やその前後は新郎新婦も準備で忙しく、家を空けることが多くなるので受け取れないことも。結婚式の1、2週間前に届くように手配するのがいいでしょう。
結婚式二次会を急に断る時は会費は支払う
参加予定だったのに急に欠席になってしまった場合は、会費を支払う方がスマートです。
なぜなら、結婚式二次会は会費制のため、一人キャンセルが出るとその分の予算を別に工面する必要があるからです。
初めから欠席と連絡していれば頭数に入っていないので問題ないのですが、急に欠席するときは会費を支払う旨を幹事か新郎新婦に伝えましょう。
結婚式二次会の欠席に関してよくある質問
結婚式二次会の欠席に関する疑問にお答えします。マナーを守って、新郎新婦に失礼のないように対応しましょう。
Q1.結婚式の二次会を欠席するのは失礼ですか?
結婚式二次会を欠席することは失礼にはあたりません。やむを得ない事情で欠席する場合、事前に新郎新婦に連絡し、丁寧にお詫びと結婚のお祝いの言葉を伝えれば大丈夫です。
Q2.結婚式の二次会を欠席したら、ご祝儀は必要ですか?
基本的に、ご祝儀は必要ありません。二次会は、披露宴とは別に参加費を支払う形式であることが一般的です。ただ、直前のキャンセルの場合、キャンセル料を新郎新婦が負担することになるため、会費は支払ったほうがよいでしょう。
また、欠席する場合は、お祝いのメッセージやプレゼントを贈るなど、別の方法で気持ちを伝えることもできます。
Q3.二次会を途中で帰る場合、お金は払うべきですか?
基本的には、二次会を途中で帰る場合でも、参加費は全額支払うのがマナーです。二次会の参加費には、会場費や飲食代などが含まれており、途中で帰ってもこれらの費用は変わりません。
ただし、新郎新婦に事前に相談し、了承を得ている場合は、状況に応じて参加費を調整してもらえる場合もあります。
まとめ:結婚式二次会を断るなら連絡は早めにしよう
結婚式二次会の欠席は伝えづらいものですが、わかり次第早めに誠意を込めてお伝えすれば、新郎新婦の物理的な負担も心理的負担も減らすことができます。
なるべく早い時期に、お祝いの気持ちと誠意をもって伝えるようにしましょう。