ビンゴゲームは結婚式二次会の定番ゲームですが、あまりにも定番すぎることから、ほかのゲームにしたいと考える新郎新婦も少なくありません。
それは「ありきたりでゲストが飽きてしまい、二次会が盛り上がらないのでは?」と思ってしまうからでしょう。
ここでは、ゲストを盛り上げることができそうな、ビンゴ以外のゲームについて紹介していきます。
新郎新婦のエピソード○×クイズ
二次会に参加するゲストは、新郎新婦の友人や会社の同僚など親しい人たちが中心です。
親しい間柄でも、新郎新婦について知らないことも多々あるはずです。
そこで、新郎新婦に関するエピソードを○×クイズにしてみましょう。
○×クイズのメリットと注意点
新郎新婦のエピソードから2人の人柄や新たな一面を知ることができ、ゲストは新郎新婦に対して親近感がわいてくるはずです。
さらには、正解数に応じた景品を用意することで、ゲストのテンションも上がります。
ただし、二次会では新郎新婦と付き合いのあるゲストが広く参加すると考えられますので、一部の人しかわからないエピソードを盛り込むのは控えましょう。
そのような○×問題を多く取り入れてしまうと、一部のゲストしか盛りあがることができなくなるからです。
○×クイズを勝ち抜け方式で行う場合
○×クイズを行うときは、順位を付けて正解数に応じた景品をゲストに渡します。
順位の付け方には主に2通りあり、勝ち抜け方式がそのひとつです。
最初はゲスト全員にクイズに参加してもらい、不正解だったゲストはその場で脱落していきます。
そして最終問題まで残ったゲストに、順番もしくはくじ引きなどで景品を選んでもらうようにします。
この方式の場合はとくに小物などが必要ないため簡単に行えますが、ゲストの疲労や間延びが起こりやすいのが難点です。
クイズが長引くと、正解したゲストは立ちっぱなしで疲れがたまりますし、不正解だったゲストも飽きてくるでしょう。
そのため、間延びしないようにスムーズに進行できるよう注意しましょう。
○×クイズをテスト方式で行う場合
勝ち抜け方式に不安を感じる場合は、テスト方式も選べます。
二次会の受付時に○×クイズの問題と解答用紙を渡し、事前にゲストに回答してもらうようにします。
そのあと、幹事がテスト用紙を回収して○付けすることもできるのですが、時間や手間がかかるのでおすすめできません。
テスト方式の場合は、全員で答え合わせをする時間を設けてゲストに○付けをしてもらいましょう。司会者が新郎新婦に直接答えを聞きながら、その掛け合いを見るのもまた楽しいものです。
正解が多かったゲストから景品を選べるようにしておくと、ゲストも本気でクイズに挑戦してくれるでしょう。
意外と盛り上がる!くじ引き
シンプルなのに、意外と盛り上がると評判が高いのがくじ引きです。
くじ引きに必要なものは、紙と箱だけですので準備の手間も費用もかかりません。
あとは、ゲストのテンションを上げるために豪華な賞品を用意しておきましょう。
一般的なくじ引きのやり方
まず受付でくじの紙をゲストに渡して、その場で参加ゲストには自分の名前紙に書いて、くじ引きの箱に入れてもらいます。
そして、くじ引きの時間になったら新郎新婦や幹事がくじを引き、名前の書かれたゲストが景品をもらえます。
盛り上がるくじ引きにするには?
景品はさまざまなタイプのものを複数用意すると思いますが、ゲストによって欲しいと思う景品は異なるはずです。
そこで、景品のタイプごとにくじ引きの箱を用意しておき、ゲストが欲しい商品の箱に自分の名前を書いた紙を入れてもらうようにします。
ランダムに景品が当たるよりも、自分の欲しい景品が当たるチャンスが高いほうがゲストの意気込みも変わってくるはずです。
また、景品によっては人気が集中し倍率が高くなることが出てきます。
幹事は景品ごとに集まったくじの数を発表し、くじを入れる箱を変更するチャンスタイムを設けてみましょう。
あとになって気が変わったゲストや、倍率の低い景品に変えたいゲストに配慮できるようになり、さらに会場が盛り上がります。
早押し!セリフあてゲーム
有名な映画やドラマのワンシーンから、セリフを当てるゲームです。
用意するもの
スクリーンは必須ですが、二次会が開催できる会場で用意してくれることがほとんどです。
スクリーンにドラマや映画の映像を流して、問題となるセリフを発する直前で止めます。
映像を編集する必要があるので、幹事は準備が少し大変かもしれません。
しかし、有名なドラマや映画を題材としたクイズは、会場が多いに盛り上がるでしょう。
セリフ当てゲームの進め方と注意点
映像が準備できたら、ゲーム開始を幹事がアナウンスします。
答えがわかったら早押しで答えてもらいますが、クイズ番組のような専用の機械を用意するのは難しいと思います。
挙手してもらうか、カードを上げてもらうなど、司会者や幹事がわかりやすいようにルールを決めていきましょう。
また、正解の発表のやり方も一工夫しましょう。
たとえば、恋愛を題材にしたドラマや映画を選び、新郎新婦に正解のセリフを再現してもらいます。恥ずかしがりながらもセリフを再現する新郎新婦の初々しい姿に、さらに会場が盛り上がるはずです。
ここでの注意点として、クイズの題材にするドラマや映画は、新郎新婦や幹事の好みではなく知名度で選ぶようにしましょう。
それは、マニアックなドラマや映画だと、正解率も低く盛り上がりに欠けてしまうからです。
どれだけ振れるか!万歩計ゲーム
万歩計を手足に付けて、決められた時間内で万歩計のカウント数をどれだけ進められたかを競うゲームです。
準備するもの
万歩計とBGMとなる音楽、CDプレーヤーなどです。
ゲームの進め方
参加者を選び、万歩計を足、腕、腰といった参加者の好きなところにつけてもらいます。
もしも、万歩計を複数用意できるときは、参加者1人に複数付けてもらっても構いません。
ゲームを始める前に、参加者に実際に万歩計を動かしてもらってちゃんとカウントできるか、動かしているときに落ちてこないか確認してもらいましょう。
司会者のスタートという掛け声とともに音楽を流して、手足や腰を動かしてもらいます。時間は1分位が適当でしょう。
参加者が万歩計を動かすのにそれぞれユニークな動きをするので、周りも楽しめます。
アレンジを取り入れる
最もカウント数が多い人が勝ちになるのが、一般的なルールです。
ほかにも、最低のカウント数を決めてそれを下回った場合罰ゲームがある、女性は数字の2倍カウントといったオリジナルルールを作ることもできます。
さらには、カウント数をあらかじめ決めておき、その数に最も近いニアピン賞やピッタリとなるホールインワン賞を設けることもできます。
さまざまなアレンジを取り入れることで、楽しみ方も広がるでしょう。
グループ対抗、ジェスチャーゲーム
テレビでもよく見るジェスチャーゲームも、二次会を盛り上げてくれるゲームのひとつです。
与えられたお題を見て、身体の動きだけを使って相手に正解を伝えますので、参加者全員で盛り上がることができるでしょう。
ジェスチャーゲームの進め方
個人戦かチーム対抗にするかのどちらかになりますが、二次会ではチーム対抗にしたほうが盛り上がります。
チーム対抗にすることでゲスト同士が協力し合い、お互いに距離も縮められるからです。
ジェスチャーをする人はお題を見て、それを自分の身体を使ってチームのメンバーに伝えます。
正解を早く出したチームにポイントが加算されて、最終的に最も多くポイントを獲得したチームが勝ちになります。
こんなゲームは避けよう
二次会を盛り上げるゲームもありますが、逆にその場を盛り下げてしまうゲームもあります。
また、同じゲームでもやり方次第でその場を白けさせることになりますので、注意が必要です。
下ネタや悪ノリのゲーム
一気飲みなどのお酒の強要、ゲストや新郎新婦の誹謗中傷、下ネタは厳禁です。
一部の人にはウケるかもしれませんが、ほとんどのゲストを不快な気分にさせてしまうからです。
内輪で盛り上がるゲーム
身内でしかわからない、一部の人にしか盛り上がらないような余興やネタは取り入れるべきではありません。
そのネタや余興を知らないゲストにとっては退屈で、二次会自体が楽しくなくなってしまうからです。
参加を強制する
ゲストに参加してもらうことでゲームが盛り上がることは確かですが、中には大勢の前に出ることを苦手とするゲストもいます。
そのようなゲストに対して、参加を強制するのはおすすめできません。
たとえば、ゲームの敗者に一発芸を求めるような罰ゲームは避けるようにし、誰でも抵抗なくできる余興やゲームを選ぶようにしましょう。
ビンゴ以外にも、二次会を盛り上げてくれるゲームはたくさんあります。
しかし、やり方を誤ってしまうとゲストを退屈、嫌な気分にさせてしまいますので注意が必要です。
司会や幹事とよく話し合い、ゲストの構成や参加しやすさを考慮したゲームや余興を選ぶようにしましょう。