結婚式の二次会を盛り上げるゲームとして定番なビンゴ大会。でも、ゲストが多いと時間がかかってしまうことがありますよね。
そこでおすすめなのが、マス目が少ない「9マスビンゴ」です。短時間で楽しめるうえ、ゲストに数字を記入してもらえるので参加感も高まります。
ここでは、9マスビンゴのやり方や、手作りカードの作り方から進行の流れ、アレンジ方法までを紹介しますので、思い出に残る二次会を演出してみてはいかがでしょうか。
9マスビンゴとは3×3のスピードビンゴ
9マスビンゴとは、通常のビンゴカード(5×5マス)と比べてカードのマス目が少なく、より短い時間で楽しめるビンゴゲームです。
だいたい1/3の時間でビンゴが成立するので、ゲームの時間が限られているときにおすすめです。
また、9マスビンゴは、ゲストに数字を記入してもらうのもポイント。一般的なビンゴカードには数字が記載済みですから、ゲストは単純に読み上げられた数字のマスを開けていくだけですが、9マスビンゴは自分で数字を選ぶ楽しみがあります。
9マスビンゴのやり方
短い時間でもビンゴ大会をしたいなら、9マスビンゴがおすすめ。ここでは、9マスビンゴの具体的なやり方を紹介します。
1.空欄の9マスビンゴカードをゲストに配る
まずは、参加者一人ひとりに9マスビンゴのカードを配りましょう。
時間を短縮するために、ビンゴカードは受付で配っておくのがおすすめです。
2.ゲストに1~60の中から好きな数字を記入してもらう
白紙の9マスビンゴカードをゲストに渡したら、好きな数字を記入してもらいましょう。
おすすめは「1~60」の中から好きな数字を記入してもらうこと。ゲストの人数にもよりますが、バランスのよい数字です。
記載してもらう数字については事前に上限を決めておいて、その範囲内で記入してもらうようにします。ゲームを短時間で終了させたいときは、マス目に記載する上限の数を小さく設定しておくようにするといいでしょう。
3.司会者もしくは新郎新婦がくじで数字を引いて発表する
ビンゴ大会が始まったら、司会者がルーレットマシンなどを使って、ランダムに数字を1つずつ引いていきます。
また、マス目の開け忘れを防ぐために、途中で何度か、今まで出た数字の再確認を入れるようにしましょう。
4.縦、横、斜めが揃った人はビンゴ
数字の読み上げが進んでくると、リーチを宣言するゲストが出てきますので、リーチになったら前方に出てきてもらいましょう。
そして、見事ビンゴになったゲストには、景品を順番に渡していきます。
景品の渡し方は、ビンゴになった順番で豪華な賞品を渡すのが一般的なやり方ですが、それでは後半の盛り上がりに欠けてしまうので、後半用の目玉商品をサプライズで用意するなど工夫してみるとよいでしょう。
9マスビンゴカードを簡単に手作りする方法
9マスビンゴカードは、市販のものを購入するだけでなく、手作りすることもできます。ここでは、簡単に手作りする方法を紹介します。
数字が空欄になっているテンプレート画像を無料ダウンロードして印刷する
インターネット上には、無料でダウンロードできる9マスビンゴカードのテンプレート画像がたくさんあります。シンプルなものからポップなものまで、いろいろなデザインのテンプレート画像を見つけられるはずです。
ダウンロードしたテンプレート画像は、A4サイズの紙に4枚、もしくは6枚印刷するとちょうどいい大きさになりますよ。
無料の加工アプリを使って好きなデザインに手作りする
スマートフォンやタブレットで、無料の加工アプリを使って9マスビンゴカードを手作りすることもできます。完成したデザインは、プリンターなどを使って印刷して使います。
自分の好きなデザインにできるので、個性が演出できますよ。結婚式二次会の会場の雰囲気や、衣装のイメージに合わせてデザインするのもおすすめです。
【司会向け】結婚式二次会での9マスビンゴの流れ・台本
1.ビンゴカードは受付で配っておく
ビンゴカードを配るのは、意外と時間がかかるもの。ゲストが多い二次会ならなおさらです。そのため、ビンゴカードは受付で配っておくのがおすすめです。
9マスビンゴはゲストに数字を記載してもらう必要がありますので、受付で鉛筆やボールペンをカードと一緒に配るか、ゲーム開始前に配るようにしておきます。
2.9マスビンゴのルール説明
ビンゴ開始前にルールを説明しましょう。
ルール説明で大切なのは、ゲストに書いてもらう数字の範囲をしっかりと伝えることです。
きちんとゲストに伝わっていないと、ゲームの進行に支障が出ます。
記載する数字の範囲について、大きな紙やホワイトボードに書くなどして、会場にいるゲスト全員が確認できるようにしておきましょう。
ゲストは景品を楽しみにしていますので、ビンゴが始まる前に景品を発表しておくと、ゲストの意気込みも変わってきますよ。
3.9マスビンゴスタート!
ゲスト全員がマス目を埋めることができたら、いよいよビンゴスタートです。
ルーレットマシンを貸し出してくれる会場も多いのでマシンを使うか、自分たちで数字を書いた紙を作って、くじ引きのように引いて読み上げてもいいでしょう。
数字を読み上げるときは、会場にいるゲストによく聞こえるように大きな声で読み上げて、ホワイトボードに出た数字を書いておきます。これは、ゲーム途中で雑談をしていたり、トイレで中座したりするゲストへの配慮です。
また、マス目の開け忘れを防ぐために、途中で今まで出た数字の再確認を忘れずに入れるようにしましょう。
4.一人目のビンゴが出てから、景品の渡し方まで
数字の読み上げが進んでくると、リーチを宣言するゲストが出てきます。リーチになったら前方に出てきてもらいましょう。
「リーチの方はいませんか?リーチになった方から、順番に前に出てきてください」と、司会がアナウンスしてゲストを促します。
そして、見事ビンゴになったゲストには「ビンゴ!」と大きな声で言ってもらいましょう。
このとき、司会は「ビンゴが出ましたーっ!」と大声を張り上げ、会場の注目を集めます。 司会は「○○さん、おめでとうございます!」と称賛の言葉を添え、商品を渡していきましょう。
5.ビンゴ終了の挨拶
景品をすべてゲストに渡したら、終了の宣言をします。
「これにてビンゴを終了させていただきます。皆さん、お席にお戻りください」
司会がその場をテキバキと仕切らないとゲームが間延びしてしまい、次のプログラムに進むことができなくなるので注意しましょう。
9マスビンゴを進行するときのポイント
9マスビンゴを経験したことのないゲストは、目新しくて夢中になってくれるかもしれません。司会の進行次第でも盛り上がり方が変わってきますので、盛り上げるコツを知っておくと役立ちますよ。
テンポよく楽しく進める
大人数で楽しむビンゴゲームは、テンポのよさが大切です。とくに最初のうちは、リーチやビンゴになる人はいませんから、はっきりした声で数字を読み上げながら、どんどん進めていきましょう。
そして、リーチのゲストが出たら、司会者が声をかけつつ「他にはいませんか?いませんね、では次の数字を発表します!」とテンポよく進めていきましょう。
そして、ビンゴのゲストが出たら、そのときは思い切り盛り上げましょう。特に豪華景品が当たったゲストには、一言インタビューをすると会場が盛り上がりますよ。
一度出た数字は常にゲストから見えるようにしておく
ビンゴは、くじやルーレットで引いて出た数字を読み上げて、ゲームを進めていきますが、会場内がざわついていたり、友達との会話に夢中になってしまっていたりすると、数字を読み上げる声が聞こえません。
また、ビンゴは二次会の中盤くらいに行われますので、ゲストによってはかなりお酒を飲んで酔っ払っている人や、ゲームの途中でタバコやトイレ休憩に中座するゲストも出てくるでしょう。
そのため、ビンゴの途中で今まで出た数字を読み上げるのに加えて、ゲストに見えるようにしておきましょう。会場でホワイトボードを借りられるなら、大きな数字で書いておくと、ゲストにとってもわかりやすいですよ。
リーチやビンゴになっている人がいないか途中で確認を入れる
司会はただ数字を読み上げるだけではなく、ゲストの状況を確認することを忘れないようにしましょう。ゲストによってはリーチやビンゴになっていても、前に出るのが恥ずかしくて宣言できない人もいます。
司会が小まめに声かけをすることで、ゲストが言い出しやすい雰囲気を作ってあげましょう。
リーチやビンゴの発表はとにかく盛り上げる
リーチ宣言は熱狂の幕開けです!司会は、マイクを使って会場全体に響き渡るように「リーチが出たーっ!」と盛り上げましょう。
そして、ビンゴになった参加者には、景品を華麗に渡し、会場全体で祝福します。
このとき、音楽を流したり、照明を変化させたりして、会場全体を盛り上げるのがおすすめ。ブザーやファンファーレなど、音響アイテムを使って演出することで、より盛り上がりることでしょう。
盛り上がる!9マスビンゴのおすすめアレンジ方法
9マスビンゴはそのままでも楽しいゲームですが、さらに盛り上がるおすすめのアレンジ方法も紹介します。
ゲストの名前ビンゴ
名前ビンゴはその名の通り、ゲストのお名前を使ったビンゴゲーム。数字の代わりにゲストの名前を入れます。
二次会のゲスト同士で名前を聞き合ってもらって、マスを埋めていってもらいます。二次会の参加者同士の交流になりますよ。
名前を埋めるだけでも意外と時間がかかるので、二次会の受付でカードを渡して、開始前にすべて埋めてもらっておくのもおすすめです。
初対面のゲスト同士が交流でき、会場一丸となって楽しめるゲームになるでしょう。
新郎新婦のエピソードビンゴ
エピソードビンゴは、クイズの要素も入ったビンゴゲームです。新郎新婦に関するエピソードクイズの答えをランダムにマス目に書いていき、正解すればマスを開くことができます。
クイズには新郎新婦の誕生日や血液型といったシンプルなものから、馴れ初めやプロポーズの言葉などを出題することで、二人にまつわるエピソードを知ることができますよ。
正解を発表する際には、新郎新婦にエピソードを聞いたり、実演してもらったりと、工夫次第で盛り上がるでしょう。
逆ビンゴゲーム
逆ビンゴとは読んで字の通り、通常のビンゴとは逆で、数字が当たらなければ当たらないほど良いというルールのビンゴです。
逆ビンゴだと「くじ運がよくなくて、一度も景品が当たったことがない」なんていう方も、「もしかしたら当たるかも…」と、前向きな気持ちで参加できます。
ふつうのビンゴなら、数字を読み上げられるにつれて喜びの声が聞こえてきますが、逆ビンゴでは落胆の声やため息が聞こえることも。気心の知れた知人や友人の多い二次会なら、それもまた盛り上げる要素になるはずです。
9マスビンゴカードに関するよくある質問
ここからは、9マスビンゴに関するよくある質問を紹介します。
9マスのビンゴカードはダイソーなどの100均に売っていますか?
ダイソーやセリア、キャンドゥなどでは、ビンゴカードが売られています。しかし残念ながら、9マスビンゴカードの取り扱いはなさそうです(2024年5月時点)。
でも、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのネット通販サイトで販売されているので、気軽に購入できますよ。
スマホでビンゴ大会はできますか?
スマホでビンゴ大会を行うことは可能です。カードを用意しなくてよいので、参加者全員がスマホを使える二次会なら、検討してもよいでしょう。
アプリやサービスによって、自分の好きなカードデザインを選べたり、アプリ内でルーレットも回せたりします。代表的アプリは「THE BINGO」と「みんなでBINGO」です!どちらも無料なので、ぜひチェックしてみてください。
ビンゴゲームを盛り上げる方法はありますか?
ビンゴゲームを盛り上げる方法はたくさんあります。たとえば、次のような方法はいかがでしょうか?
- サプライズで話題の景品を用意する
- 照明や音楽を使ってリーチやビンゴの発表をド派手に演出する
- 参加者同士で交流できる「ゲストの名前ビンゴ」などのゲーム要素を取り入れる
- 司会がユーモアを交えながらテンポよく進行する
準備をしっかりして、最高の9マスビンゴゲーム大会を開催してくださいね!
まとめ
9マスビンゴは、少ない時間でも十分に楽しめるビンゴゲームです。手作りのビンゴカードを使えば、オリジナリティも出せて一層盛り上がるでしょう。
司会が適切に進行を促し、景品の渡し方やアレンジのアイデアを取り入れれば、ゲストもきっと大満足の二次会になるはずです。ぜひ、笑顔と思い出が残る9マスビンゴをぜひ取り入れてみてくださいね!