結婚式のご祝儀と二次会の会費は新札(ピン札・新券)で払った方がいい?

結婚式のご祝儀と二次会の会費は新札(ピン札・新券)で払った方がいい?

結婚式や二次会に招待された際、ご祝儀や会費をどのような形で渡すか迷ってしまう方も多いのでは?

今回は、結婚式のご祝儀と二次会の会費の支払い方のマナーをご紹介。ピン札を用意する必要があるのかも解説します!

結婚式のご祝儀は新札(ピン札)を入れておく

1万円札5枚

結婚式のご祝儀には新札(ピン札)を入れておくのがマナーです。

新札(ピン札)は、まだ一度も使われていない状態のお札のため清潔感があり、特別な日である結婚式にふさわしいとされています。また、新札は金額が分かりやすく、受け取る側もスムーズに確認することができます。

大切な人たちの特別な日にふさわしい、心のこもったお祝いを届けるために、結婚式のご祝儀には新札(ピン札)を用意しておきましょう。

新札・ピン札・新券の違いは?

新札・ピン札・新券と、結婚式のご祝儀で用意するお札にはさまざまな言い方がありますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか?

新札・新券は一度も使用していない紙幣

新札・新券は、一度も使用していない紙幣のことを指します。もちろん、折り目も汚れもありません。

ピン札はシワや折り目のない新しい紙幣

ピン札は、使用されているけれど、折り目や汚れがないきれいな紙幣を指します。新しい紙幣ではありますが、すでに使用されている場合に使われるので、新札・新券とは意味が若干異なります。

結婚式のご祝儀にピン札(新札)を用意する理由

ご祝儀袋

なぜ結婚式のご祝儀ではピン札(新札)を用意するのがマナーと言われているのでしょうか?

新しい門出のお祝いをするため

まず、結婚式のご祝儀は、新郎新婦の新しい始まりを祝福するものです。使用済みの札や汚れた札を渡すと、相手に不快な印象を与えてしまいかねません。

ピン札(新札)であれば、見た目が美しいのはもちろん、新たなスタートを祝福する気持ちがより伝わるでしょう。

結婚式を心待ちにしていた意思表示をするため

ピン札(新札)を用意することは、結婚式を心待ちにしていたという意思表示にもなります。

わざわざ準備してないとピン札(新札)は手に入りません。結婚式に出席することを楽しみにしていたことや、新郎新婦への感謝と祝福を伝える手段となりますよ。

結婚式二次会はピン札でなくきれいめなお札を用意すると良い

財布からお金を取り出す

結婚式ではピン札(新札)を用意する必要がありましたが、結婚式二次会でもピン札の方がいいのでしょうか?

結論から言うと、二次会の会費はピン札や新札ではなく、できるだけ綺麗なお札を用意して支払うのがマナーです。

その理由を詳しく解説していきます!

新札・ピン札は数えにくいため幹事の手間が増える

新札・ピン札は何の折り目もついていないお札。新札同士がきれいに張り付いてしまうため、実は一枚ずつ数えるのがとても大変です。

加えて二次会では、受付にお金をそのまま渡します。2、3名の幹事で数十人のゲストの金額を確認するとなると、数えにくい新札・ピン札でないほうがいいのは明確ですよね。

新郎新婦の手に渡るものではないため

二次会の会費はご祝儀とは違い、新郎新婦の手に渡らずにそのまま会場に支払われるため、新札・ピン札である必要がありません。

結婚式のご祝儀は、二人の結婚をお祝いする気持ちがあるものですが、二次会の会費はご祝儀ではなく二次会会場費や景品代。意味合いがまったく違ってきます。

二次会の会費を渡す際のマナー

結婚式二次会の受付

受付で二次会の会費を渡す際のマナーを解説します。

おつりが出ないように封筒に入れて持って行くとスマート

お財布から裸で渡すのもはばかられる、という気持ちもよく分かります。そんな時は、あらかじめきれいな封筒を用意しておき、その中にお釣りが出ないようぴったりの会費を用意して入れておきましょう。

幹事の手間になるため封筒から出して渡す

受付では封筒のまま渡さずに、封筒からお金を出して手渡しましょう。

「せっかく封筒を用意したし、そのまま渡した方がスマートなのでは?」と思われるかもしれませんが、実はその心遣いが受付係にとってはひと手間に。

大勢が参加する二次会、封筒から出して金額を確認するという手間を考えると、現金をそのまま手渡すというのが一番助かります。

できるだけおつりが出ないようにする

受付の人の手間を軽くするためにも、二次会の会費はお釣りが出ないように準備しておくのがマナーです。

受付ではお釣りの準備をしているものですが、その場で受け取ったお金を数えてお釣りを計算するのは大変。万が一お釣りを渡し間違ってしまっても、後から間違えて渡した人を突き止めることはほぼ不可能です。

もしもお釣りが出そうなときには、お金を渡すときに「いくらあって、お釣りはいくらになると思います」など、渡す金額からお釣りをあらかじめ計算しておいて、受付の人に伝えてあげるとより親切です。

細かい小銭などで会費を払わない

二次会の場では、会費の支払いのときに必要以上に細かいお金で支払うことは基本的に避けましょう。

「お釣りができてありがたい」と思われることもありますが、お金を数える幹事の手間を考えると、受付に渡すお金の種類はできるだけ少なくしておくのがマナーです。

会費とは別にお金を渡したい場合はタイミングに注意する

新郎新婦と親しいほど、「自分が結婚したときにご祝儀をもらっているから会費とは別にきちんとお祝いをしたい」と思う方も多いでしょう。

会費とは別にお金を渡したい場合には、受付が混んでいる時間で渡すのは避けましょう。自分が会費を払うついでに受付の人に渡したくなってしまうものですが、そもそもご祝儀やお祝い金を受け取ることを想定していない場合、保管する場所を決めていないこともありえます。

もしも断られた場合は、改めて新郎新婦に直接渡すようにしましょう。

結婚式・二次会のピン札に関するよくある質問

Q&Aのブロックと人形

結婚式・二次会のピン札に関するよくある質問をまとめて紹介します。

コンビニATMでピン札は手に入りますか?

新札(ピン札)が補充されていれば、入金と出金を繰り返しているうちに新札(ピン札)が手に入ることもあります。 

しかし確実ではないので、銀行の窓口や結婚式の会場となるホテルのフロントなどで両替して手に入れるのが無難です。

結婚式でピン札を用意できなかった時はどうすればいいですか?

結婚式場によっては、フロントで両替に応じてくれるところもあるので、両替してもらいましょう。

また、一部のATMでは新札を選択できる場合があります。

複数人でまとめ二次会の会費を払うのはマナー違反?

場合によります。

会費が1,000円単位や500円単位で区切りがいい場合には、受付の人が計算するのも簡単なので、複数人でまとめて払うのはあまり問題はありません。

しかし、5,700円などの端数の会費の場合は、まとめるにしても、暗算が簡単な2人までにしておくのがマナーです。

まとめ

結婚式のご祝儀にはピン札を使うことで、より祝福の気持ちを伝えることができる一方で、二次会の会費にはピン札でなくても問題ありません。

マナーがなっていない人だと思われて恥をかかないためにも、結婚式や二次会に参加する前は今回の記事を必ずチェックしてくださいね!

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