前回、(ビデオ撮影の重要性や心得)についてお伝えしましたが、今回は、具体的な方法や注意点をお伝え致します。是非、参考にしてみて下さい!
撮影のコツは技術よりも愛!
準備
まず、当日のビデオ撮影は誰のカメラで、誰と誰が撮影するのか!を幹事と新郎新婦で確認しておきましょう。
幹事側でしっかり撮影する事が新郎新婦に伝わっていれば、新郎新婦も安心します。私のオススメはメインカメラ1台 サブカメラ1台の合計2台が良いと思います。サブの方は、万が一メインカメラが壊れたり、データが消えてしまった!などの際の保険としておくと良いでしょう。
カメラマンはプログラムをしっかり把握して動く
ビデオカメラマンは先回りしてベストポジションを確保して撮影しなければいけません。
その為には
・次のイベントは何分後に始まるのか!
・そこで起こる出来事を予測するとベストアングルはどこか!
を常に考えて動きましょう。
遠慮しない!専属ビデオカメラマン
以前、写真撮影マニュアルの記事でもお伝えしたのですが(写真撮影パーフェクトマニュアル記事)、専属カメラマンの撮影と、ゲストの撮影(何となくスマホで動画を撮る)のとではワケが違います。
専属カメラマンは【新郎新婦、そして新郎新婦の現在、未来の家族、友人の幸せのため】に撮影しているのです。遠慮なく、一番良いポジションを陣取ってベストな姿勢で撮影しましょう。こまめにポジションチャンジをして撮影すれば良い映像にもなるし、ゲストの邪魔にもなりにくいです。
新郎新婦が見えない所を撮る
ここも大変重要なポイントです。これを達成するためには
【スタート前と歓談時間を制する】
という事が大事です。
イベント中はどうしても新郎新婦を撮影することが多くなりますが、新郎新婦は自分が見えないゲストの表情や声を、後日、観たり聞いたりしたいのです。
そこで、受付からパーティースタートの間、そしてイベントとイベントの間の歓談時間を有効に活用して、以下のような撮影を行います。
・ゲストからのお祝いメッセージ(カメラ目線)
※個人でも良いし、グループでもOK
・ゲスト同士が楽しそうに会話しているシーン
・余興の準備を頑張っている姿
・受付を頑張っている幹事の姿
・料理や会場の外観
とくに大事なのはゲストからのお祝いメッセージです。これは全員にインタビューして撮影する!という意気込みで頑張ると良いでしょう。
カメラを振る!新郎新婦➜ゲスト➜新郎新婦➜ゲスト
よく見かけるのが(ずっと新郎新婦だけを撮っている)カメラマンです。これではダメです。
何かが起こる➜新郎新婦の表情を撮る➜それを観ているゲストを撮る
カメラマンはカメラを振りながらその瞬間を多面的に押さえる必要があります。その映像をみて、
【この時、私はこんな表情で、周りはこんなリアクションだったんだぁ】と知ること、楽しむことができるのです。
新郎新婦へ上手にインタビューする
ただ、黙って撮影するのではなく、ビデオカメラマンは【インタビュアー】にもなれなければなりません。
特に新郎新婦には以下のようなインタビューをして記録に残してあげると、将来、本人たちが観て楽しめるでしょう。
(パーティー前)
挙式・披露宴はどうでしたか?
これから二次会ですが今の気持ちはいかがですか?
(パーティー中)
楽しんでますか?
飲みすぎていませんか?
先程の余興を観ていかがですか?
先程のサプライズの感想は?
(パーティー終了後)
二次会の感想はいかがですか?
今日一日を振り返っていかがですか?
改めてお互いにメッセージを伝えあって頂けますか?
未来の自分達にひと言お願いします。
(最後に!)映像を編集してプレゼントする!
ただ、撮影し続けたデータを渡すのではなく、簡単でも良いので編集してDVDに焼いてプレゼントしてあげましょう。
最近のパソコンにはたいてい動画編集ソフトが入っています。
編集のコツとしては
・プログラムの通りにチャプターを作ってあげる
・ダラダラしたシーンをカットする
・オープニングタイトルとエンディンを作ってあげる
これだけでも、スッキリして楽しみやすいDVDになります。データだけ渡されることと比べれば100倍良いです。
さらに、こだわりたい人やスキルがある人は
・オープニングにダイジェスト映像を入れる
・サブカメラの映像を取り込んで、二台のカメラ映像をミックス
などしてみるのも良いかもしれません。編集前の元データはそれも新郎新婦に渡してあげると良いと思います。カットしたシーンに実は気になる事があるかもしれませんので。
まとめ
結婚式二次会のビデオカメラの撮影のコツをお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
色々お伝えさせて頂きましたが、やはり、技術よりもハートだと私は思います。ハートがあればどうしてあげたいか!が生まれ、どうすれば良いのか!が分かってくると思います。是非頑張ってください!