前回は、なぜ結婚式二次会を時間通りに進行することが難しいのかについて詳しく解説しました。
今回は時間を延長してしまった場合に発生する延長料金について具体的に解説していきます。
延長料金が5万円!これって幹事が自腹なの??
結婚式二次会の会場は3時間程度貸し切り状態にして予約するのが一般的です。
事前準備 30分
イベント(新郎新婦入場~ゲスト退出)2時間
片付け・会計・完全撤収30分
合計3時間
とまぁざっくりとこんな時間配分ですね。
時間帯が早めの二次会であれば、パーティ-終了後、会場は通常の営業に戻る場合もあります。にもかかわらず、30分も1時間も参加者がまだ店内にいたり、幹事が後片づけで店内に残っていたら、営業を始められません。会場側からしてみれば、利益を得られる時間を奪われていることになります。
ですので15分単位、30分単位で【延長料金】を設定している会場がほとんどです。
延長料金の計算方法
一般的な延長料金の計算方法を知ってビックリする幹事さんも多いのですが
参加者の人数✕延長料金 で計算される場合が多いです。
例えば
50人が参加した二次会で1時間延長してしまった場合
【延長料金が30分毎に500円の設定では】
1000円(1人あたりの延長料金の1時間分)✕50人(参加人数)
=50,000円(延長料金)
となります。。。。
このリスクを事前に理解して、司会者、幹事、新郎新婦は結婚式二次会を企画、進行しているでしょうか?
この50,000円は、、、いったい誰が責任を持って支払うべきなのでしょうか、、、
幹事は新郎新婦に相談できない!!
当日、延長料金が請求され、幹事たちは緊急ミーティングです。
幹事A 「おい、延長料金で5万円請求されたんだけど!!」
幹事B 「え!!? ご、5まん!!?」
幹事A 「しかも、俺たち幹事の分の飲食費も請求されるの計算してなかったから、
予算がそもそも足りないんだよ、、、さらに5万の請求で、、大赤字だよ、、、」
幹事B 「新郎新婦が遅刻してきたのも影響あるよなぁ、、、どうする?」
幹事A 「でも、、、せっかくのお祝いの場で新郎新婦にお金の相談は、、しにくいよなぁ」
司会 「俺も司会進行が不慣れだったし、イレギュラーも多くて時間押しちゃったもんな。。。」
幹事B 「俺らが自腹切るしかないなぁ、、、、(泣)」
幹事の自腹金額は?
幹事が3人だったとすると
50,000円÷3人=約17,000円
もし、幹事さんが当日ほとんど飲み食いが出来なかったとしたら支払った5000円前後の飲食費も(損をしている)と考えてしまう人もいます。合わせて22,000円のマイナス。。。
2、3ヶ月前から休みを潰して時間をかけて準備してきて、当日汗を流しながらバタバタを走り回って頑張って、そして2万円以上の自腹、、、、
いくら友達のお祝いのためといっても、、、ちょっと可哀想な気もしますよね。
今回お話した例は、大げさでもなんでもありません。一般的によく起こる事例です。。。
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