結婚式二次会のトラブルでもっとも多い原因の一つである【時間延長によるトラブル】。
延長すると延長料金がかかってしまい、新郎新婦と会場の間でトラブルになりがち。
今回は数多くの二次会をプロデュースしてきた私が、結婚式二次会の延長を防ぐためのプロの技をお伝えします。
結婚式二次会のプロが伝授!結婚式二次会で延長しない為のテクニック!!
私は、結婚式二次会が延長するかしないかが【会場の立地】と【プログラム】を見ればだいたい分かります。
そうです!
延長するかしないかは、【事前準備】でほぼ決まっている!のです。
いくら腕の良い司会者が当日全力で頑張っても、事前準備で延長する要素があれば、どうする事もできません。延長するか、プログラムを削るか、、、しかありません。
そうならないためにも、まずはポイントを押さえた完璧な準備が必要です。
延長しないための結婚式二次会準備のポイント
まずは会場選びに気をつけよ!
会場選びのポイントは4つ!です。
- ①披露宴会場と二次会会場の距離
- ②披露宴終了時間と二次会スタート時間の間隔
- ③ゲストお見送りスペースの有無
- ④店長の人柄
それでは1つずつ詳しく解説していきます。
披露宴会場と二次会会場の距離について
結婚式二次会が延長する原因のひとつに【新郎新婦の遅刻】があります。披露宴会場からの移動距離が長ければ長いほど、渋滞に巻き込まれるリスクが高まります。結婚式は良いお日柄を選ぶ人が多く、そういうお日柄はレジャー日和でもあるのです。平日の間隔で移動時間を計算すると痛い目にあうので注意が必要です。
披露宴終了時間と二次会スタート時間の間隔
新郎新婦は披露宴が終了したらパッと二次会会場に移動してサッと入場!という訳にはいきません。新郎新婦は披露宴終了後もバタバタです。親戚や友人との久しぶりの会話や写真撮影、衣装チェンジ、大量の荷物やプレゼントの整理や(アレがないコレがない、、と荷物の紛失も多々あります)そして移動で渋滞に巻き込まれる事も……。
二次会スタート時間の設定は遅刻する前提で設定するくらいで丁度良いのです。幹事さんは新郎新婦に【披露宴終了時間】を確認するのではなく、【披露宴会場を確実に出られる時間】を確認することがポイントです。
ちなみに、披露宴会場でそのまま二次会を行った時以外、私の経験では二時間より短く設定したことはほとんどありません。。参考までに。
※二次会スタート時間を設定する際は、二次会終了時間も注意してくださいね。遠方から参加の方が帰宅できるかどうかに気をつけてください。
ゲストお見送りスペースの有無について
結婚二次会で新郎新婦が退場した後、新郎新婦が出口で参加者をお見送りするのが一般的です。が、これが予想以上に時間がかかるイベントなのです。一般の幹事さんはだいたいの間隔で10分くらいで設定するケースが多いようですが、50人の参加者がいた場合、10分だと【12秒/1人】の計算になります。だた、参加者の中には本当に久しぶりに会った友人や遠方から遥々駆け付けてくれた友人もいらっしゃると思います。12秒ではなかなか感謝の気持ちを使えきれずに、ついつい、、
そんな時間が積もりに積もって10分の予定が20分、30分……。
こんな時にお店の外のスペースに余裕があったりすると、いったん参加者を全員店の外に誘導する事ができます。その間に幹事やお店のスタッフは後片付けなどの作業が可能となります。お店の外にスペースの余裕がない場合はお見送りが遅れれば遅れるほど、幹事やお店のスタッフの作業が進みません。その分、幹事の完全撤収やお店の営業再開時間が遅れることとなり延長料金発生リスクが高くなります。
先に言っておきます!
新郎新婦は頭で解っていたとしても、時間を意識してパッパッとお見送りをスムーズにはできません。
それは無理なのです!!
ですので会場のスペースを上手く使いながら、司会者や幹事がゲストを誘導する必要があるのです。
店長(スタッフ)の人柄
お店の店長さんは自分のお店で結婚式二次会を何度も経験しているはずです。そのお店では、どの様なトラブルが多いのか、それを防ぐためにはどの様な策があるのか!それを一番よく知っているはずです。予約の時や、幹事さんとの事前打合せの際に丁寧にアドバイスをしてくれる店長さんであれば安心です。
『うちのお店の外はスペースに余裕があるから、お見送りの時に参加者をとりあえず外に誘導してくれればその後新郎新婦が控室で着替えるくらいは延長料金いらないから安心しな!』
『予約時間の30分前くらいから幹事さんたちは会場に入って準備始めても問題ないよ!』
『景品とかを持ち込む場合は置くスペースが小さいから大物はやめた方がいいかもよ』
『スクリーンを使う場合は有料になるので知っておいて下さいね』
など、事前にお店の特徴やアドバイスを教えてくれれば安心ですよね。
でも、意外と少ないかもしれません、、、、そういう会場は、、、
窓口になったスタッフがアルバイトさんで全然アドバイスをくれない事もあります。
そう考えると、店長さんの人柄に期待するよりも、幹事さんが積極的にお店の人にどんどん質問や相談をして準備を進めていく必要があるでしょう。
以上が結婚式二次会で延長しないための会場選びのポイントです。
是非この内容を参考にして、素敵な二次会にしてくださいね!
シリーズ記事はこちら↓