結婚式二次会幹事の本当にあった苦労話

結婚式二次会幹事の本当にあった苦労話

幹事を引き受けたら、大事に友人を失った。。。

私は愛媛県在住の会社員(男性)です。大学卒業後、就職してすぐに子供が出来たことをキッカケに結婚しました。

学生時代から行動をともにしている地元の友人達の中で、20代で結婚して子供がいたのは私だけでした。

しかし、30歳を堺に周りの友人達もポツポツと結婚しはじめて、30代半ばの頃は結婚ラッシュでした。

そんな結婚ラッシュの時期に、私は何度も結婚式二次会の幹事を依頼されました。

当時は定時で仕事を終えられて帰れる日がほとんどでしたし、休みもきちんと取れていましたので、

周りからも時間がありそうだと思われていたのでしょう。

もともと、何かを仕切ったり、人前で話したりすることが特別好きでもないし、得意でもないので、大抵一度は断わりました。

でも、他に引き受けてくれる人がいないみたいで、押しに弱い私は最終的には引き受けてしまうことがほとんどでした。

自分で言うのもなんですが、頼まれたことは昔からきちんと責任を持ってやる方ですので、そういった私の性格を知って友人たちは私に幹事を依頼するのだと思います。

あの時もいつものように友人に幹事を依頼されたんです。

もともとは会社の後輩に依頼していたようなのですが、その後輩が何の前触れもなく急に退職してしまい、連絡がつかなくなってしまったというのです。

それは、結婚式当日の2ヶ月前でした。

本当に困っているようだったので、私も何とかしてあげたかったのですが、私は私で自分の会社の経営が悪化して、派遣従業員が大量に解雇されてたことをキッカケに社員である私たちの業務量が急激に増えて毎晩残業が続いていたこともあり、何度も断ったんです。

それでも結局、強く押されてしまい、引き受けることになってしまいました。

仕事が忙しいので、体力的な不安もありましたし、準備する日数が少ない上に、まだ会場も予約していない状態でとても不安でした。

ほぼ毎日終電での帰宅で、フラフラの状態で睡眠時間を削って会場探しや、イベントの企画をやりました。

新郎新婦は披露宴の準備でトラブルが続いているようで、バタバタしていたので、私はほとんど一人で企画や準備を進めていました。

仕事の疲れが蓄積し、休みの日も二次会の準備に使っていたので、妻からもグチグチと文句を言われていましたし、

精神的にもギリギリな状態でしたが、今までの経験と持ち前の真面目な性格でなんとか頑張っていました。

そして、当日まで1ヶ月を切ったころです。急に友人の新郎からメールが着ました。

そこには、二次会に関する様々なオーダーが書かれていました。

予約した会場がネオン街の近くだったので変えて欲しい(と新婦が言っている)

ゲームはビンゴとかありきたりのはイヤだ

景品は豪華にしてほしい

感動の映像をつくって流して欲しい

・・・・などなど

私は本当に驚きました。

なんでこのタイミングこんなにムチャなオーダーをしてくるのか、

こっちがどんだけ苦労して準備を進めているのか解ってもらえていない事にも寂しさと怒りがこみ上げてきました。

精神的にも限界でした。

私は、感情的になったまま勢いで

(そんなの今から無理だから。俺は幹事辞めさせてもらうわ)

と返事をしてしまったのです。

すぐに新郎の友人から電話がかかってきましたが、どうしても話す気持ちになれず、何度も無視しました。

友人の新郎からは

(それは無責任過ぎるんじゃないか?)

とメールが着ましたが、私は返事はしませんでした。

やっぱり、自分がどんだけムチャクチャなことを言っているのか理解していないんだなと思いました。

友人とはそれっきりです。

私は結婚式にも、二次会にも参加しませんでしたし、その後、地元の友人達との集まりにもほとんど顔を出さなくなりました。

あれから数年が経ちました。

当時は肉体的にも精神的にも疲労がピークだったこともあり、感情をコントロールできなかったんだと思います。

もう少し上手くコミュニケーションをとって、最後まで幹事を務めてあげればよかったと後悔しています。

でも、新婦側の幹事もいないも同然で、ほとんど一人で、仕事と家庭も抱えながら二次会の幹事を担う事がどれほど大変かは解ってほしかったです。

友人をお祝いするはずが、失ってしまうキッカケになってしまったのは、とても残念でした。。。

 

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